もし、夫が癌になっていなかったら・・・ - ★★★ふくいてるこの催眠療法(ヒプノセラピー)・イメージ療法

HOME > からだ・こころ・自分 > もし、夫が癌になっていなかったら・・・

もし、夫が癌になっていなかったら・・・

2014年10月22日

もし、夫が癌になっていなかったら、

私の人生はどうなっていたのだろう・・・

数年前の自分はどんなだったか、あまりよく思い出せない。

いつも、少しの不安といら立ちと焦りがあったような気がする。

自分には何か足りないものがあるような気がしていた。

体重を気にして、しょっちゅうなんらかのダイエットをしていた。

あまり自分を好きではなかった。

たぶん、嫌いだったのかもしれない。


なんとか、マンションを購入しようとやっきになっていた。

それを手に入れれば、自分の人生は変わるんじゃないかと本気で思っていた。

大好きな北欧雑貨を集めて、こじゃれた暮らしを始めるんだ。

部屋はいつもきれいに掃除しよう。

身体にも、もっと気を使おう。

きっと、きっと、幸せになるんだ!と思っていた。

だけど、マンションを手に入れて3日目、何か違うという気持ちがむくむくとしてきた。

私が求めていた物はこんな物じゃないという気持ちは、ごまかすことは出来なかった。


私は、一体何を求めていたんだろう。

幸せ?安定?満足?さっぱり、わからなかった。

普通の、、、、本当に普通のある日、夫に癌が見つかった。

普通じゃなかったのは、その前日だ。

のんびり道を歩いていたら、私の身体が急に透明になってきたことだ。

錯覚だったのかもしれない。

けれど、私はパニックになった。自分の身体が消えていくんだから!

必死に、なぜだか息を止めた。

透明になるのは避けられた。

一体、何だったんだ?今のは?

のどかな、のどかな昼下がり、私は荻窪の住宅街で不思議な体験をした。

その翌日だ。

夫に、脳腫瘍が見つかったのは。


嵐の中の小舟のように、もみくちゃにされた。

苦しみと悲しみと不安と怒りと混乱と、あらゆるネガティブな感情が押し寄せてきた。

次の瞬間、自分がどうなるかも全く想像出来なかった。

全てが予測不可能になったみたいだった。

けれど、、、夫と私は、生き抜いた。

たいしたことは何もしていない。

なんとか、、、かろうじて、、、今も生きている。

そして、仕事も出来ている。


人生には、こんなことが起こるんだ。

今まで、たまたま何もなかっただけなんだ。

人生は、本来不安定なものなんだ。

そして、、、

以前の神経質な私は、もういない。

しっかり、自分の足で立っている感じがする。

本当に、夫を見ている。本当に、よく見ている。

世界は怖ろしい場所だと思っていたのが、今は違う。

もし、夫が癌になっていなかったら、、、

私は、この人生をしっかり生きられなかったかもしれない。

本当の自分にかすりもしないで、終わってしまうところだったかもしれない。

私が、本当に欲しかったものは、これだったんだ。

自分だったんだ!!!


お問い合わせ
お問い合わせ

PageTop



ふくいてるこの
催眠療法(ヒプノセラピー)
  • 〒167-0032
    東京都杉並区天沼3-2-18