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催眠による痛みのコントロール

2015年04月07日

「催眠による痛みのコントロールセミナー」というものを受講してきました。

私は、癌の末期の方に病院まで往診を依頼されることがあります。

催眠療法士としてもですが、もちろん鍼灸師としても興味がある分野です。


催眠をやっていると、痛みや症状に直接アプローチしていないのに、

頭痛や腰痛、冷え性が改善されるということが往々にして起こります。

心理的な課題の軽減や解消を目的として催眠を行うのですが、

おまけとして、肉体の不快な症状が消え去ってしまうのです。

これは、鍼治療と似ています。

鍼は局所の症状にアプローチするだけではありません。

流派にもよるのですが、私の場合は必ず全身・全体を診ます。

全身の治療し、体をゆるめると

例えば主訴の腰痛だけでなく、便秘も治ったり、頭痛も治ってしまうのです。

バランスを整えると、勝手に治っていくのです。

こういう力が「自然治癒力」というものです。


病は、どこかバランスが崩れているものです。

頭はカッカと熱く、足先は氷のように冷たい・・・

そういう方はとても多いです。

それでも、特別に不調も訴えず(実は鈍感になっているだけですよ)

仕事中毒、ストレスいっぱい、癌への道をまっしぐら、という感じです。

痛みをやわらげる誘導の催眠もいいですが、

あえて、痛みの中に浸りきってみるという方法もあります。

これも劇的に効くことがあります。

今ここ、この瞬間に、その痛みとやらの中に没入していくのです。

これは感情もそうなのですが、しっかり感じ切ると消えるという法則があります。

痛みは、避けたいものの筆頭ではありますが、

あえて感じるという方法はやってみる価値はあります。


アーノルド・ミンデルの言葉に「症状は、治療になる」というようなものが

あったと思います。

不快な症状は、より良くなるための信号なのではないかと思います。

私自身も、鍼をしていると身体からの脈動が訴えているように感じます。

例えば、患者さんとおしゃべりしながらツボに鍼をしていると、

まるで、私たちの会話に割り込んでくるように脈動が激しくなります。

「食べすぎだよ~」とか「呼吸器がたいへんだよ」と私には聞こえます。

この場合、私は患者さんに通訳することになるのですが、

催眠では、自分でちゃんと身体のメッセージを受け取ることが出来るので、

納得感が強く、クライアント自身が本当に早く自立していきます。

催眠療法も、心の自然治癒力を上げているのだと思います。


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