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「生かされて」

2016年08月23日

セラピストの先輩Pさんが
「え~福井さん、これ知らないのぉ?」
と嬉しそうに貸してくれた本。
「生かされて」
イマキュレー・イリバギザ著

(Pさんの中では、
私は物知りだということに
なっているのです。
まったくそんなことは
ないのですが・・)

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「殺せ!殺せ!一人残らず殺せ!」
1994年、ルワンダで大量虐殺が
起こりました。
人口比9割のフツ族が少数のツチ族に
襲い掛かり3か月で100万人の人が
殺されたのです。

昨日まで仲良く暮らしていた
隣の家の人や、知り合いが
殺しにやってくるのです。
しかも斧などの原始的な武器で
顔面を真っ二つにするなどの
恐ろしいやり方で殺すのです。

この本の著者イマキュレーは、
牧師の家の狭いトイレの中に7人もの
女性と身を隠し、生き延びました。


身動きすることもままならない中、
トイレの中で言葉によらない
コミュニケーションを身に付け、
空腹に体重は半分近くになり
出られた時は歩くのもやっとでした。


隠れていた3か月の間、
家の外で誰かが殺される悲鳴を聞き、
また何度も何度もフツ族たちが
牧師の家を調べに来ましたが、
ドア一枚のところまで来ても
何故だか見つかりませんでした。


なぜ、イマキュレーは
見つからなかったのか・・・
殺されなかったのか・・・・

祈ったのです。
ただひたすら祈ったのです。


「お前の声なんか届きはしない!」
悪魔の声が何度も誘惑してきました。
自分を苦しめたのは、
自分の中の声でもありました。


しかし、イマキュレーたちは
牧師に声を掛けられても
気付かないほどに、何時間も
祈り続け、祈りそのものに
なっていったのです。


イマキュレーは何度も
くじけそうになります。
しかし、祈り続けることで
悪魔の声の誘惑と自分への哀れみと
いう二枚刃のカミソリから逃れました。

また、399人もツチ族を殺したという
男たちがやって来たこともありました。
「イマキュレーはどこだっ!」
恐怖がイマキュレーの皮膚を這い回り
何千という針がチクチクと突き刺しました。


イマキュレーは祈ろうにも声が
出ませんでした。恐怖で喉が貼り付き
カラカラでした。
「私は捕まったら辱めを受け、
殺される、殺される、殺される・・」

イマキュレーは聖書を口に押し込み
力の限り歯で噛み締めました。
神の言葉を飲み込みたかったのです。

「神様、私をお助け下さい。
これ以上何が必要ですか?
どうしたらもっと信仰が持てるのですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・
もうだめです。私はくたびれました」

イマキュレーは意識が遠のき、
夢を見ました。
イエス様が金色の光に包まれ
手を差し伸べていました。
彼女は、飢えも乾きも恐怖も
痛みさえも消えて平安でした。

イエス様が話されました。
「山も信仰で動く。
しかし、信仰がたやすいことだっら
すべての山が動いてしまうだろう。
私を信じなさい。
そうすれば私が決してお前を
見捨てないことがわかるだろう。
私を信じなさい。
そうすればもはや恐怖はなくなる。
私を信じなさい。
そうすればお前を助けよう。
私はこのドアに十字架を掛けよう。
彼らはお前に近づくことは出来ない。
私を信じなさい。
そうすればお前は生きるだろう。」

イマキュレーが目覚めると
目を見開きました。
そこには、ドアいっぱいに
巨大な輝く白い十字架が
掛けられていたのです。
十字架は聖なるエネルギーを
放っていました。


また、イマキュレーは
「自分はいずれ国連で働くようになる」
と直感がわき、
トイレの中で勉強を始めました。
(そして本当にそうなったのです)

そしてついに
イマキュレーたちは、
味方ツチ族のところへ
トラックで送られることに
なったのです。

ああ、しかし・・・・
トラックは殺人者たちの群れの
中で止まり、イマキュレーたちは
その真っ只中に降ろされてしまうのです。

イマキュレーは祈りました。
「神様、私は、今、死の谷を
通り抜けようとしています。
どうか、私とともにいらして下さい。
愛の力で守って下さい。
あなたは、私たちが今歩いている
大地をお創りになりました。
どうか、殺人者たちがあなたの娘の血を
ここに撒き散らさないように
お守り下さい。」

イマキュレーはただただ
神にのみ焦点を合わせました。
殺人者たちは彼女らを取り囲み
空中で大鉈を振り回しています。
しかし・・・襲ってこないのです。

「もし彼らが私を殺しても、神様、
どうぞ彼らをお赦し下さるように
お願いします。彼らの心は憎しみで
何も見えなくなっているのです。
彼らは、なぜ私を傷つけたいのかも
わかっていないのです。」

そんな風に半マイルも歩くと
殺人者たちは消えたかのように
いなくなってしまいました。

既に神様から教えてもらっていた
通り、イマキュレーの両親と
兄、弟も殺されていました。


イマキュレーは、
母と兄を殺した人物に
会いました。

しかし、イマキュレーは言います。
「あなたを赦します。」
周囲の人は驚きます。
自分の家族を殺した人間を赦すなんて!
イマキュレーは言います。
「赦ししか私には彼らに
与えるものはないのです。」

私が日常の生活の中で感じる
怒りなどなんとちっぽけな
ものでしょう。
肉親を残酷に殺した人物をも
赦せた人がいるのですから!

大先輩Pさんが貸してくれたこの本の
テーマは「愛と赦しのレッスン」
ということでしょう。
しかし、それだけではなく
他の何かも揺り動かす力があるようです。


それは、「自分を生きる」という
ことでした。
Pさんは、「ただただ神にフォーカス
すれば奇跡が起こる」ということを
言いたくて貸してくれたのですが、
私の内部に湧き上がった思いは、
「自分を濃く生きてやろう」でした。

今までは自分を修正することに
一生懸命でした。
良い人間、優れた人間、役に立つ人間
そういうものになるために
努力をし続けていました。


しかし、この本を読んだら何故か、
そんな気持ちは紙吹雪のように
意味のないもののように飛び去り、
「てるこ濃度」をもっともっと
濃くしてやろう、という
気持ちになってきたのです。


愚かでわがままで自己中な・・・
てるこをもっと濃くしてやろう!

今までの方向とは真逆です。

自分でも何故こんな思いが
出てきたのかか全く不明です。

「自分濃度」を濃くしていくことに、
何の不安もなく、それが
人生の目的に繋がっているのかも
いないのかも見当もつきませんが、
「濃度」を濃くしていきます。
私らしさをよりはっきりさせて
いきたいと思っています。

神の力がみなぎる「生かされて」
イマキュレーの生きたエナジーも
ビンビンに感じられます。
インスピレーションが湧いてきます。



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