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Sさんの訃報と医療の敗北

2016年10月20日

「ご報告」というメールが来ました。
(あれ、Sさんからだ?久し振り!)


しかし、Sさんのお兄様からでした。
病気療養中でしたが、昨日永眠された
とのことでした。

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たしか2013年の冬、
とあるセルフケアの講座で
Sさんと私は知り合いました。


それから彼女は
たびたび、びわの葉温灸に
やってくるようになりました。


竹内まりやの若い頃に似た彼女は
チャーミングで優しくて・・・
いつも私を励ましてくれました。

アニータ・ムアジャーニさんの
ワークショップにも一緒に
行きました。


彼女にもう会えないのが
寂しいです。
彼女の笑顔がもう見れないのが
寂しいです。

メールが来た時ちょうど本を
読んでいました。「腫瘍内科医」の
高野利実先生が書いた本です。
その中で先生がパッチ・アダムスに
ついて書いてあるところがあります。


パッチ・アダムスは映画にも
なったのでご存知の方も多いでしょう。
型破りな実在の医師です。
ピエロの恰好でみんなを笑わせる
先生なのです。
私の好きな映画の一つです。

そのパッチは
「Health is based on happiness.」
(健康とは、幸せであるかどうかで決まる)
と言っているそうです。

普通、健康とは病気でないことだと
思いがちですが、パッチはその考えを
否定しているそうです。


『健康というのは、病気であるかどうか
とは関係がなく、病気でなくても、
その人が幸せでなければ、健康とは
言えません。逆に、病気であっても、
その人が幸せであれば、健康だと
パッチは言います。病気であろうと
なかろうと、誰もが幸せになることが
できるし、それが本当の意味での健康
だということです。たとえ、病気を
治せないとしても、人を幸せにする
ために医療は存在するのであり、真の
医療というのは、人を幸せにすること
を通じて、真の健康をもたらします。』

高野医師はパッチとの対談で
こう尋ねました。
「パッチ、日本では病気自体が不幸
だというイメージが根強いけど、
治らない病気を抱える患者さんに、
幸せを感じてもらうには、
どうしたらいいのだろう?」
パッチの答えは明快でした。


「まず、君自身が幸せになること。
そして、誰もが幸せになれると心から
信じることだよ。それから、同じ思いを
持つ仲間と一緒に、楽しく、愛に満ちた
創造的な環境をつくればいい」


「がんの患者さんでも、幸せに過ごして
いる人はたくさんいる。そういう患者
さんと語り合えば、何が彼らを幸せに
しているか見えてくるはずだ」


「がんという病気は、考え方次第で、
扉を開くものにもなりうるし、扉を
閉ざすものにもなりうる。誰もが自分の
意志で、幸せになることを選択できる。
自分の命はあと何日しかないと数える
よりも、『今日も私は生きている』と
毎日を祝福して生きたほうがいい」


「死は敗北なんかではない。医療に
勝ち負けがあるとしたら、勝利とは、
最後までその人を愛しぬくこと。
『生きるのは悲惨だ、誰も私を愛して
くれない』と嘆かれたとしたら、
それは医療の敗北だろう」


結局、愛の問題なのです。
患者にみじめで孤独な思いを
させてしまう医療機関は多いですね。
私のこれからの仕事が決まりました。

Sさん、ずいぶんと早く
卒業しましたね。
今までたくさんの愛をありがとう。
これからは、
あなたの好きなものに囲まれ、
あなたの好きなことをして
そちら(どちら?)でも
楽しんで下さいね。
また会う日まで!
私はもう少し頑張ります!



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