逆コマンド

「逆コマンド」・・・最近こんな言葉を耳にしました。
ある言葉や文章をアファメーション(宣言)すると、逆の言葉も生まれてしまうのです。


例えば、「癌を治す」とアファメーションすると、
(いや、治らないかもしれない)と疑念が生まれてしまうのです。
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これはなかなか自覚できないかもしれないので、催眠療法で探るのも効果的です。
一生懸命やっていることが、逆の結果を作り出しているかもしれないのです。
そりゃそうです。
東洋哲学でいえば、陽があれば必ず陰もあります。
陽が生まれれば、陰も生まれてしまうのです。
力を込めて(力んで)願っても叶わないのは、こういうことかもしれません。
ある方向にベクトルを向けると、反対の力も生まれてしまうのでしょう。
願ったら、手放す!とかテクニックが必要ですね。
ちなみに「手放す」とは、方向性を持たないニュートラルな感じでもあります。
「癌を治す」「癌が治る」というアファメーションや気持ちが、
かえって治癒を遅らせてしまうことがあるかもしれません。
方向性を持たない気持ちや言葉を実感してみるという手があります。
「愛」は愛以外のものも含むので反対の極は生みません。
「愛しているよ」というのは、素晴らしく効果的です。
あるいは「調和を作っている」とか「ありがとう」です。
何かを強く握り締めたり、何かに偏り過ぎると、
逆の命令や指示を作ってしまうことがあるということです。
意識の働きは、奥深いです。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。