催眠療法を上手に受けるコツ③

一生懸命、、、日本人が大好きな言葉かもしれません。
ところが、催眠療法をやる上では邪魔なのです。


昔、TM瞑想を学んだ時でした。
講師の先生は、何を言っても
「いいですよ。上手くいってます。それでいいですよ。」
そんな感じでした。
「どんなことを言っても「それでいいですよ」じゃ、なんだかなぁ・・・」
と、受講生は裏で話していました。
そう言われてみれば、講師の先生はあーしろこーしろとはあんまり言わないな・・・
私もそう思いました。
しかし、今思えばこれで良いのです。
瞑想は、体験するしかないものです。
最初は、やり方を簡単に教えてもらいますが、後は実践あるのみです。
とにかく、やっていくしかないのです。
瞑想中に様々な疑念が浮かびます。
「私の瞑想はこれで上手くいっているのだろうか??????」
最初はほとんどの方が、こんな疑念を持つようです。
しかし、この疑念が邪魔なのです。
思考の連鎖が始まってしまうのです。
瞑想とは、「考えないこと」です。
だから、「いいですよ。それでいいですよ。上手くいっていますよ。」なのです。
多少の順序やテクニックがどうであれ、私は順調にやっているぞという思いが
安心感を生み、豊かな瞑想タイムを生むのです。
これは、催眠療法やイメージ療法でも同じです。
一生懸命やってはいけません。
肩に力が入ってはだめなのです。
リラァーーックス、リラァーーーーックス・・・・・・
考えるのではなく、感じる。
なぁんとなく、なぁんとなく・・・・・
上手くいっているぅぅぅ・・・・
私たちは、「考えること」には慣れていて得意でもあります。
そして、「感じること」は苦手なんですよね。
そんな時、一生懸命やってはいけません。
イメージ療法の最中、一生懸命やらなきゃという思いが湧いてきたら、
気持ちを緩めるか、中断するほうが良いかもしれません。
自律訓練法でも、「受動的注意集中」といって、
受け身だけれど、集中するという態度がいいと言われています。
普通は、能動的というにやればいいのではないか、と思いたいですが、
受け身というか、他人事というか、しかも集中するという
書くと難しそうですが、私が実際にやってみせると簡単でもあります。
(私は、元役者なので、手取り足とり、ニュアンスの説明が上手なのです。)
なんとかなるさというお気楽な態度で、催眠なるものを楽しむぞという態度。
相反するようですが、こんな気持ちが最適です。
催眠療法は、1回目は「自分は上手く出来ているかな?」という疑念が湧きがちです。
上手くも一生懸命もやらないくていいんです!
きっと今の自分に必要なものが感じられます。
プカプカと、波に浮かぶように漂っていれば、目的地に自然に着きますよ。
(船頭がいいのでね!?)

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。