「逃げる」

「快療法」という治療法があります。
瓜生良介先生が、日本の優れた自然療法を再構成されたものです。
この中には有名な「飲尿療法」もあります!


宇宙には「いのちの法則」があり、それにそって、体中のすべての細胞が欲している
気持ちのいい方向に生活を変えていけば、生命の奥底の力が発揮されて、
健康で幸せに、イキイキワクワクと生きていける、というものです。
人間が生きてく上でどうしても欠かせない行為に
①呼吸(息)
②飲食(食)
③身体活動(動)
④精神活動(想)があり、
これに⑤環境(環)を加えた
「息・食・動・想・環」の5つの要素のバランスが大切だといっています。
この中でも、私がユニークだと思うところは、④想の快原則です。
やりたいことをワクワクとやる以外にはないのですが、
不快なことがあればそこから逃げることも大切だと言っている点です。
逃げるとは、嫌なこと危険なことから遠ざかることで、快方向への前進だということです。
癌などの大病になってしまう方の中には、本当に責任感が強く我慢強い方が多いようです。
こういう方は真面目で、逃げることが下手なのでしょう。
日本人は特に「逃げる」という言葉に良い印象を持たないようですが、
いよいよ駄目だと観念したら、さっさと逃げるのも一つも方法と快療法にあります。
また、「逃げられない」と思ってもんもん鬱鬱としているのと、
「逃げる」という選択肢もあるのだ、というのでは心境がまったく違います。
実際に逃げ出さなくても、「逃げても良いのだ」と心の中にそれこそ逃げ道を作っておく・・
こういう柔軟な生き方が必要な気がします。
末期の胃癌を告知された方が「えーい、これからは好きなことをするのだ!」と、
離婚をし、自分一人で暮らし始めたら、治ってしまったという事例もあるそうです。
離婚なんてできない、退職なんてできないというのは、
自分だけの思い込みだというわけです。
自分にとって何が大切か、そういうことだと思います。
それを、命ギリギリのところで、優先順位をつけ直すのです。
それができるかどうか・・・
快療法ではこうも言っておられました。
「逃げるということが、自分にとっていいだけでなく、
実は相手にとっても良かった、ということもありますよ。」
深いです。実に深いです。
あなたは、そこから逃げられますか?

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。