「喜びから人生を生きる」臨死体験が教えてくれたこと

著者のアニータ・ムアジャーニさんは、
末期のホジキンリンパ腫で昏睡状態におちいり、臨死体験をし、
その最中に深い洞察を得て、全身にあった癌がわずか1か月足らずで
治ってしまったという方です。

この本さえあれば、他には必要ないといってもいいくらいの究極の本です。
癌や難病の癒し以外にも、悟りへのエッセンスもつまっています。
本に呼ばれるってありますよね。

たまたま、松本東洋さんの本を買いに行って呼ばれてしまいました。
その時一緒に購入した松本さんの「あなたをリセットする本」の内容と
リンクすることばかりで、シンクロニシティを感じてびっくり!
読み進めていくうちに、号泣・号泣の連続でした。

それだけ私も自分を愛していなかったということなんでしょう。


第18章  臨死体験についての質疑応答  より

Q:東洋と西洋のヒーリング法で、あなたが経験した違いはどんなものですか?

A:二つの間を行ったり来たりしたので、恐れと希望のはざまで、感情が揺れ動いていました。
西洋医学の医師たちは、癌にすべての注意を向けて、まるで、異物が私の身体を攻撃しているので
取り除かねばならない、というように感じさせました。言い換えれば、癌は敵で、攻撃すべき対象
だったのです。彼らの診断はいつも恐怖心を私に植えつけました。

一方、アーユルヴェーダや伝統的な中国医療などの東洋の医師たちは、私の健康をもっと
ホリスティックな面から考えていました。私の病気は、身体が不均衡な状態を治そうとしている
ことの現れだと見ていたのです。それは、身体的な不均衡だけでなく、感情的、精神的な不均衡も
含めてのことでした。実のところ、癌は私の味方だと彼らは考えていました。このような考え方は
はるかに励みになり、私にもっと希望を与えてくれました。

臨死体験のあと、癌そのものは、敵でも病気でもなかったと考えられるようになりました。
今では、それが私に何を言おうとしていたのかわかっています。癌になったのは、身体が
私自身を癒そうとするやり方だったのです。私にとって、癌のことをやっつけるべき敵と
見ることは、最初にそれを生み出した根本的問題を取り除く助けにはなりませんでした。

結局、臨死体験中、より深い何かが働き始め、癌細胞を消滅させたのです。

そう・・・・癌は、癌という形でやり方で、あなたを癒そうとしているだけなんです。
ただ、メッセージを受け取ればいいのです。

自分自身でも気付かないくらい奥深くに埋めてしまった感情、思い癖、いらなくなった信念。
それを、玉ねぎを剥いていくようにしっかり味わい、体感していくのです。

私のヒプノは、身体反応と感情のヒプノです。
オーラのように、影のように、自分自身と一体化してしまったエネルギーの層を、
じっくり感じて、解放させていくのです。
感情に蓋をしていると、何度でもメッセージ(病)はやってきます。
勇気を持って見てみると、メッセージは届いたことに安心して消えていくのです。
ただ、それだけです。

病気を不幸と考えずにメッセンジャーと捉えてみませんか?
新たな展開が始まるかもしれません。
不幸に見えたものは、実は幸福かもしれません。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。