「病気は才能」

自らの生死をさまよう肝臓の病を、心の転換(大好きな有名人の一言)が
きっかけで治してしまった、おのころ心平さんの本です。

「これをやれば、癌が治る!」とボディに直接的に働きかける内容ではないので
ベストセラーにはなりにくいと思いますが、良い本です。
日本人はとかく、「○○で治った」っていう単純な本が好きですもんね。


冒頭にこんなふうに書いてあります。
「自らの病気としっかり対峙し、見事に克服されていく方には、病気が治ってしまうだけではなく、
その人本来の自分らしさも獲得していくという共通点があったのです。このことから私は、
病気とは、本来の自分らしさを思い出すためのプロセスなのではないかと考えるようになりました。
そして、それができないままでいると、その人本来の才能が、病気やカラダの不調という別の形で
現れるのではないか?と。」

アーノルド・ミンデルもこう言っています。
「深刻な症状は、
自分のいちばん大きな夢が
実現を目指して
もがいている状態であることが多い。」

いちばん大きな夢って、何ですか?

そう、あなたのいちばん大きな夢です。今度聞かせて下さいね。
私のいちばん大きな夢は、「思いっきり生きること」です。

話を元に戻しますと、、、
おのころさんは、「ココロの力で病気を病気でなくしてしまう」ことを目的で書いたそうです。

そのステップ1が、「症状のイメージを崩壊させる」 です。
まず、カラダに現れる症状を否定しないことから始め、
不調に対する思い込みを分解していくのだそうです。

ステップ2が、「病気のココロにふれる」 です。
病気は、段階的に抑圧されたエネルギーの現象化ととらえ、病気の中にある「自分らしさ」を
発見していきます。

ステップ3は、「カラダを才能化させる」 です。
ココロとカラダの自由度を上げていきます。
様々な病気について書かれてありますが、
がんのココロについては
「がん細胞は人一倍、みんなのためを思います。そして、ここが行きすぎてしまうところですが、
みんなのためを誰よりも思っているわけだから、自分の考え方をみんなが受け入れて当然、
と錯覚します。」

才能化へのスイッチは、
「とても純粋で、人間としてもっともピュアなココロを大切にします。
それは感謝の気持ち、あいさつ、礼儀、ルールを守ること、人に迷惑をかけないことなど。
それだけに曲がったことをする人や、卑怯な振る舞いをする人が許せず、
どうにも気になってしまいます。

世の中の人すべてを更生させることは不可能です。思いが通じない人へのこだわりを捨て、
あなたがあなたらしく振る舞える人間関係に目を向けましょう。」
そして、「分子・原子レベルでのカラダの解放」の部分では
「がんのクライアントさんが大切にしている思いは決して「間違って」いない。
しかし、それが「場違い」なことが多いのです。つまり、がんのクライアントさんの
多くは、自己表現においての適切な「場」が見つけられていないのです。」
「がんのクライアントさんは、自らの発する「生命場」と生活環境の場とが、折り合いが
ついていないケースが多いのです。がんのクライアントさんの生命場は非常に個性的で
、また非常に強固です。ご本人も気付かないことですから非常にむずかしい・・・。」
「がんのクライアントさんの生命場は、
泣きたいなぁ
笑いたいなぁ
ありがとう
ごめんなさい
愛しています
という気持ちを永年、抑圧してきた結果、生じています。」

「こうした気持ちを抑圧した結果起こるがんの場合、その生命場を変えていくきっかけは、
自分の常識をくつがえすような考え方との出逢い、魂を揺さぶられるような物語との出逢い、
ふだん一緒に生活している家族とのこれまで発見できていなかった側面との出逢い、
絶対無理だと思っていたことを挑戦した自分との出逢いなどによって、
本当に純粋なココロを揺さぶる体験をしたときです。」

「私の体験では、奇跡的な回復をとげた方々には、いつも「価値観の変容」が伴って
いたように思います。これは、カラダの底の「原子レベルから」とでも形容すべき
バイブレーションを生じています。」

解放のカギは、
「新しい価値観に飛び込む勇気と、それをもたらす人との出逢い」
才能化は
「価値観のシフトチェンジそのものが才能になります。
その体験自体が、周りの人、あるいは多くの人々へ大きな勇気を与えます。」
さあ、あなたの才能をおもいっきり表現してみましょう!
それはあなただけでなく、周りの人のためでもあるのです。

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その場合は必ず電話連絡をお願いします。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。