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私が病気に心理療法を使う理由

心の声に従っていったら・・・

私の知り合いに、難しい皮膚がんを自分で消してしまった女性がいます。

告知を受けた日は、どうやって自宅に辿り着いたか全く記憶がないそうです。彼女は、不安に苛まれながらも情報を集めました。そして、セカンドオピニオンどころか、4人の医師に相談したそうです。4人目の医師に相談した時、腹が決まったそうです。

彼女は、それまでの仕事中心の生き方から家族との時間を第一にする生活に大きく転換させました。

そして「自分の心の声に従っていった」のです。思考と思考の隙間に湧き上がってくる心の声に忠実に従っていったら、何の治療もしなかったのに消えてしまったそうです。

彼女が特別なんだろうって?いいえ、そうではないようです。彼女は言います。「私が特別なわけではないのです。私に出来たのだから誰にでも出来ます。」告知を受けてから14年、彼女は今も元気に活躍しています。何もしないのがいいと言う話ではありませんし、病院の治療が良くないと言う話でもありません。彼女は何年もきちんと経過観察を続けました。そして自然の近くに引っ越し、食も見直しています。

自分の心の声が聴けたらいいけれど・・・そう思われる方も多いでしょう。しかし、不安・心配・恐怖に心の中を占領されていたら、直感の入ってくるスペースがありません。それにはまず落ち着くことです。病気をやめるのに、身体だけでなく心や意識が重要なのはこういう理由も大きいのです。

身体だけではなく・・・

病との向き合い方は人それぞれ。どんな癒し方が合うかも人それぞれだと思うのです。正しいとか間違いとか簡単には言えません。私自身は東洋医学の鍼灸師として、部分だけを見るのではなく全体を見るように訓練されてきました。

この全体というのは、一人の患者さんの身体というだけでなく、食事やストレス、配偶者をはじめご家族との関係、仕事やそれまでの人生すべてのことを指しています。

病気は失敗ではない!

癌のイメージ療法で有名なサイモントン医師は言います。「病は、本来の自分から外れていることを知らせにきた、ネガティブな救済者だ!」ありがたくないメッセージですが、決して病気になってしまった自分は失敗だなどと責めないで頂きたいのです。次のステージに上るための通過点だと言う心理療法家もいます。子供が成長すると今までの洋服がきつくなってしまうようなものだと・・・。

私自身は、患者の家族としてのたうち回るような苦しみを味わいました。

しかしこの経験がなければ、ここまでの成長はなかったと思います。もちろん、夫の病がなくても共に成長出来れば良かったのですが、それは難しかったと思います。崖っぷちに追い詰められて初めて、人生の再構築に踏み出せるのが人間というものです。ならば、この病という機会を最大限有効に使いたいものですね。

必要以上の悩み・苦しみを減らしたい

夫が悪性脳腫瘍を宣告された時、まるで自分以外のものに、命の主導権を握られてしまったような無力感を味わいました。

夫はお決まりの三大療法を受け、認知が下がり仕事も出来なくなりました。私たち夫婦にもう二度と笑顔になる日は来ないだろう・・・そんな日々を過ごしました。死ぬ前から死んだように生きるなんて馬鹿げていますね。

身体が病気になっても心まで病気になる必要はありません。いつこの世を去るかは誰にもわかりませんが、やり残しのないよう充実した日々を送りたいものです。やり直すチャンスは誰にでもいつでもありますが、そのきっかけ作りに心理療法は有効だと思っています。

治そうとすると治らないが・・・

私は30年以上、心と身体について勉強してきました。その中でも最初の頃に読んだルイーズ・ヘイの「ライフ・ヒーリング」が印象に残っています。(彼女自身も子宮頸がんを、自分を愛することと食事療法などで自らやめています。)そこには、病と思考や感情には密接な関係があると詳しく書かれています。

そしてほとんどの問題が、自分を愛すれば解決するとルイーズは言っています。彼女は膨大な統計を取ったのでしょう。

例えば、右の乳がんにはこんな意味が、左の乳がんにはこんな意味が・・・そういうことが書いてあります。病気は運悪くなるものではなく、自分が創り出しているとしたらどう思われますか?

また、長い間ホスピスの活動を行っているスティーブン・レヴァインも大好きです。(彼も、自身の妻の癌を鍼灸と愛でやめさせています。)彼は病気は治そうとすると治らないと言います。

それより、今という瞬間に自分を完全に開き、人生のどんな小さな変転をも心から受け入れる姿勢が最高の死の準備になると。そして、自らを開いた結果、死への道が整う代わりに、想像を絶するレベルの治癒に手が届くようになった人々がいた、と。どうやら、自分を愛し、起こることを受け入れ生きることが最高の癒しになるのは間違いないようです。

いずれにせよ、自分を思いっきり生きることが重要なのです。それが魂の真の目的なのですから。本当の自分が、病という緊急警報で人生の目的を果たすよう促しているだけなのかもしれません。ならば、生きる目的を見つけそれをやるしかない・・・というわけです。

しかし、生きる目的を自分で探すというのは簡単ではありません。私自身も好きな仕事をやることが目的だとずっと誤解していました。頭(思考)でキレイ事を言っていただけだったようです。

「私は本当はどうしたいのか?」と自問自答するのも良いですが、プロの手を借りると早いでしょう。実は生きる目的とは、これまでの人生のプロセス(流れ)の中にヒントがあります。これが本当の目的かどうか・・・あなたにはきっとわかるはずです。目的が明確になったら、あとは一瞬一瞬それをしていくだけですね。

私は起こることにはすべて意味があり、いつも必要なことが起こっているだけだと思っています。もちろんすぐには受け入れがたいこともありますが、それでもやっぱり世界は完璧で美しいと思えるのです・・・。

「人間の中にあるやっかいな部分を、ただ追い払おうとするのではなく、それが表現され、本当に開かれ、意識的にきちんと認められる時、もっとも大きな変化が起こるのです。」 心理療法家 アーノルド・ミンデル

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