落ち込んでいいんだ!?

私の鍼灸治療院には
癌の方も多くいらっしゃいます。
現在は痛みがないけれど
将来の不安で仕方ないと
いう方もいらっしゃいます。

 

わかります。
いえ、私は患者の立場ではありませんが
患者家族の立場として将来のことが
不安で不安で仕方なかった時がありました。
(今でもありますよ~)

 

でもね、朗報です!
落ち込んでも
不安になってもいいんです。
健康な人が羨ましくてもいいし、
世界で一番不幸なのは自分だと
嘆き悲しんでもOKです。

 

そんなネガティブな自分を
思いっきり味わって下さいませ。
もうこれ以上落ち込めないんじゃないか
ってくらい落ち込んでけっこうです。

 

時には、怒りが噴き出てくるかも!
健康な人、本当は何も心配してないくせに
口先だけの人、不用意な発言をする人、
病気になった自分に怒りを感じている人も
います。そして怒りを感じていることに
怒りを感じたりして?!?!?!

 

大切なのは「レジリエンス」です。
これ、回復力のことです。
ブレても戻る力のことです。

 

(あ~、なんてダメなやつなんだ自分は)
って思っても、またニュートラルな地点に
ひょいっと戻ればいいんです。

 

え?またすぐ落ち込むって?
そしたら、また戻ればいいんです。
それだけ、です。

 

私たちは生きています。
写真のように静止しているわけでは
ありません。
生きているということは
いつも揺れ動いて(振動)しています。
仏教では人は蚊柱のようなものだと
いう人もいます。
固い固定化したものではなく、小さな蚊が
集まって人の形に見えているようなものだと。

 

いずれにしても・・・
あっちに揺れたり
こっちに揺れたり
めちゃくちゃ動いていいんです。

 

そして・・・
揺れ飽きたら、
ニュートラルな地点に戻る。
この戻る力や早さが早いと
レジリエンスが高いと言うのでしょう。

 

落ち込んでいたり
不安に押しつぶされそうになったら
平安に戻る「選択肢」もあることを
思い出して下さい。
あなたはそれを今選ぶことも出来ます。
もう少し落ち込み続けてから、選ぶ事も
可能です。そういう自由があります。

 

ある患者さんが言いました。
「不安になってもいいんですね!?
それを聞いてほっとしました。
不安になっちゃいけないんだと
思っていましたから・・・」
私は驚きました。
ネガティブ感情を感じることは
良くないと思っていらしたのですね。

 

感情は湧いてくるのだから
仕方ありません。
それを悪だと思い、押し殺すことの
ほうが不自然で身体にも
良くなさそうです。
だから、どんな感情を感じることも
許して下さいね。
(感じちゃったというのが真実だから)

 

そして・・・大丈夫です。
また戻りましょう、自分の中心へ。
何も問題のない領域があります。
「今この瞬間、この身体」です。
妄想に妄想を重ねない、
思考でレッテルを張らない、
本当の現実のありのままのことです。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。