「食は運命を左右する」水野南北

黙って座ればピタリと当たる!
水野南北は、江戸時代中期の観相学の大家です。
若い頃刃傷沙汰を繰り返し、牢屋に入れられ
牢屋内の罪人たちを観察し、人相と運命に
相関関係があることに気がつきました。

 

そして出牢後、人相見から「死相」が出ていると
言われ、運命転換のために出家をしました。
その出家を認める条件が半年間「麦と大豆」だけの
食事をすることだったのです。
この約束を守り節食を続けたところ、運勢が
改善し、死相も消えたと言われています。

 

南北はその後も、髪結い見習いを3年、銭湯の
三助を3年、火葬場の仕事を3年して、様々な
人相を見続け、観相学を創り上げました。
そして、運命好転の秘訣が節食にあることを
突き止めたのです。

なんで急にこの本に興味を持ったかというと
昨年から、悟られた医師の石川先生から、
自然療法について学んでいまして、その中で紹介されたからです。

 

ところが・・・
なんか聞いたことがあるような題名。
あ?私持っていたわ、その本。
ずっと前に購入していたのですね。
当時はざぁっと読んで放っておいたのですが
今頃役に立つとは?!
(私は良いものに鼻が利くみたいですね~)
しかも現在は絶版で、国会図書館にもない?!
Amazonでも7000~20000円の高値が
ついているとか(ラッキー!)。

 

中身はこんなことが書いてありまする・・・
・食事量の多少によって、人間の貧富や寿命や
未来の運命を予知することが出来る
・粗食のものは、人相が貧相でも幸運を掴む
・食をおろそかにすれば、収入が減少する
・人格は飲食の慎みによって決まる
・夜なべは大凶、朝寝坊は貧窮短命
・生命は不生不滅、無始無終である

 

などなど、興味深い内容ばかりです。
江戸時代の方なのに・・・
酒と博打と喧嘩に明け暮れて
牢屋に入れられた方なのに・・・
自らの努力で運命を転換させた方の
言葉は説得力がありますね。

 

時代は大きく違えど、人間の構造は
同じです。さあこれからじっくり読みまする~。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。