愛してると言ったら病気は治りますか?

少し前のFBの投稿に
愛してるよと言えば病気は治るのか?と
いう書き込みがありました。

私の夫が悪性脳腫瘍を宣告され、手術をし
認知が下がって仕事も廃業せざるを得なく
なった頃、初めて会った女性に
「癌はね、自分を愛してないから
なるんだよ。愛してるよとたくさん
言って下さいね~。」と軽~く言われ、
ぶったまげたことがありました。
(その場でぶん殴ってやれば良かったな。)

・・・たしかに、夫は本当に自分を
愛していたとは言えないですが・・・
まぁ、それだけではないような気がします。
(それはね、私という人間を成長させる
ために夫が病気を選んだという側面も
あるのではと感じているのです。
本当のことは誰にもわかりませんけどね)

 

 

私は梯谷幸司先生の「病人でいることを
やめる・やめさせる心理技術」
というものを
学んで、病気をやめる上で大切なのは
意識レベルだと思うようになりました。

これは医学博士でナイトの称号も持つ
悟った科学者デヴィッド・ホーキンズの
「パワーかフォースか」に詳しく
書かれています。
(ちなみにこの本、めったに本を推薦しない
マイケル・ローズもお勧めしてました)

まぁ簡単に言えば、恐怖や悲しみ、罪悪感
など低い意識レベルでいるのに、口先だけ
「ありがとう」とか「愛しています」と
言っても駄目だということなのです。
(言ってる時間は、ネガティブなことを
考えないという効果はあるでしょうが・・)

寺山心一翁さんとか、癌に愛を
送って治ったという方はけっこう
いらっしゃいますが、口先だけでない
愛の意識レベルになったからだと思うのです。
DO(何をするか、食べるか、言うか)でなく
BE(どう在るか)が重要なのです。

これを元ソニーの天下さんは
「実存的変容」と呼んでいました。
今までの生き方を保ったままでは
辿り着けない境地だと思います。

変容(トランスフォーメーション)とは
芋虫が蛹になり、蝶に変わることも
意味しますね。

芋虫は蛹(さなぎ)になると
いったんドロドロになるというのは
ご存知ですか?

自分がいったん溶けちゃうなんて
なんて恐ろしい体験なのでしょう!
しかし、それを通り抜けなければ
美しい蝶になり羽ばたくことは不可能なのです。

芋虫のまま、干乾びて死にますか?
蝶になり、自由に大空を羽ばたきますか?
(芋虫なら自動的に蛹→蝶になりますが・・)

どうかドロドロに溶けることを
厭わないで下さい。
未知の世界なのでものすごく怖いです。
でも、くぐり抜けた場所は
きっと見たこともない美しい世界でしょう。
口先だけの「愛してる」では、
決してかすりもしない世界です。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。