幸運の流れに入るには?

「親切は驚くほど体にいい」という本を
読んでいたら、感謝日記をつけると良い
と書いてありました。

エゴの性質なんですかねー?
私たちは有るものは当たり前すぎて
見えなくなってしまい、無いものばかりに
フォーカスしがちです。
そうなると不足感や不平不満の
エネルギーになってしまうんです。
(これは重~いエネルギー!)
そんな意識状態では、マイナスの流れを
プラスに転じさせるのは難しいのです。

なので、感謝出来ることを
コツコツと探すことが遠回りに見えて
実は近道なんですね。

 

 

そういえば昔私はクーサラ日記というのを
つけていました。
クーサラとは「善行」のことで
初期仏教の修行の初歩の初歩です。

それまでの悪行で、なかなか良き流れに
入れない人がいるのです。
私もそうでした(笑)が、そういう場合、
基礎体力というか、筋肉をつけるのです。
それが「善行」です。

いわゆる徳を積むというものですね。
これをコツコツやっていかなければ
運命は変わっていかないというのです。
初期仏教のカルマ論はけっこう厳密です。

ところが悲しいかな、徳のない人は
徳を積むキッカケもやって来ないのです。
積みたくても積めないくらい徳が
ないってことなんです。

そんな私にヴィパッサナー瞑想の先生は
クーサラ日記をつけることを
勧めて下さったのです。

善行といっても単純なことばかりです。
マンションのエントランスに落ちていた
ゴミを拾うとか、電車でお年寄りに席を
譲るとか当たり前のことばかり。
でもこういう小さなことの積み重ねの力が
やがて良き流れを作っていくのです。

あの頃はクーサラのおかげか
いろいろ面白いことがありました。
何でも翌日に返ってくるという現象が
たびたび起こりました。

何かの災害支援に5000円寄付すると
翌日5000円チップを貰うとか。
雨の日に、傘のない人に傘をさしかけて
上げると、翌日自分が見ず知らずの人に
傘を貰うとか。面白いくらいに「与えた
ものは受け取るもの」という法則を
実感する出来事が起こりました。

「慈悲の瞑想」というのをやっていたのも
とても良かったような気がします。
瞑想と言っても祈りみたいなものだけど。

ああ~また始めよう、クーサラ日記。
本当に本当に徳の力ってすごいんです。
もし今停滞しているなら、善行を行って
下さい。いい気持ちになるし、そのいい
気持ちになるってことが、それに見合った
出来事も引き寄せるし、徳のエネルギーの
集積がやがて運命を変えていきますよ。

結局、目には見えないけれど行動して
エネルギーをどれだけ動かすかってこと
だと思うんです。ちょびっとしか
動かさないとちよびっとしか変わりませんよ~!

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。