エゴと魂

ことばの鍼も使います
心とからだの鍼灸師福井てるこです

 

ある方からこんな話を聞きました。その方はスピ的な才能が元からあって、ある期間幽体離脱を試みていたそうです。(ちなみにその方のご主人様はスピは好きではないらしく、出来ればやってほしくないともおっしゃっているそうです。)

そしてある晩、その方は幽体離脱に成功しました。すると、反対していたご主人様(睡眠中)の幽体?霊体?が側に立っていて、なんと「成功して良かったじゃないか!」と言ってくれたということです。目を覚ましたご主人様にそのことを話すと「そんなことは俺は言わない!」とおっしゃったそうですが・・・

 

私はこう思うのです。人がこれが自分だと思っている自我(エゴ)の部分では、この地球に適応して生き延びるために(肉体を維持するために)危険がないように、あれはダメこれはダメと恐怖や不安から動きます。しかし、肉体を超えた魂(という永遠のものがあると私は思っています)は、自由で常にチャレンジャーなのではないでしょうか?魂(という表現は適切ではないかもしれませんが)は、まだ味わっていない新たな体験を求めていると言ってもいいでしょう。そして、その体験にいい悪いは本当はなくて、私たち人間の狭い価値観だけでジャッジしているのかもしれません。

なので、例えばある男性が不倫をしているのがバレて奥様の表面意識がギャーッと錯乱状態になったとします。しかし、奥様の内側?の魂の部分は「あなた良かったじゃなーい?わくわくする体験が出来て。あなたが楽しいと私も楽しいわ。そしてこうやって、胸が掻きむしられるほどの怒りや苦しみを味わえるなんて滅多にないことだわ、感謝だわー。」と喜びと感謝があるかもしれません( ← かなり極端な例ですが)。

人生には誰にでもにっちもさっちもならないことが時々起きます。こんな時、顕在意識のレベルで何かしても難しいのですが、一段降りて(上がって?広がって?)潜在意識のレベルで感じてみると新たな展開が始まったりします。膨大な潜在意識の世界の力を借りてみるのもいいですね。

 

 

昔から好きだった本「ビー・ヒア・ナウ」(ラム・ダス著)にこんな記述があったことを思い出しました。(ラム・ダスはハーバード大学の心理学の教授だった人で、LSDによる目覚めから大学を辞め、インドへ旅立ち、グルに会い・・・という異色の方です。この本はとっても読みやすく面白いですよ~)

ーーーーーーーー旅に先立つ1月20日、私の母がボストンのピーター・ベント・ブリガム病院で亡くなりました。・・・・・・・・母と心から許し合えるようになりました。母と息子という立場とか、それぞれの人格を超越したところで、真の触れあいにまで到達していたのです。・・・・・母の死にさいして、喪失感はありませんでした。それどころか、おそろしいほどに母との心の交流が続いていたのです。事実、ネパール滞在中のことですが、眠りにつこうとしていたとき、私は母の幻影(ビジョン)を見ました。母は天井に現れ、インドに戻るべきか日本への旅を続けるべきかと迷っていた私に、「馬鹿だねえ、この子は。おまえはいつもぬるま湯につかっているんだから。迷わず行きなさい。きっといいことがあるよ」というような表情をしたのです。じれったさと満足が入り混じったような表情でした。母の中にその二つが存在しているかのようでした。彼女はボストン生まれの中流家庭の女性で、息子にも全面的に中流階級の保守的な価値観を尊重するように望んでいました。そして、そのもうひとつ奥に、ヒップで果敢な母がいたのです。その霊が「行きなさいよ、おまえさん」と言うのです。・・・・・・ーーーーーーーーーーー

何度読み返しても私はこの部分がいちばん好きです。実際、ラム・ダスの子ども時代の写真の中のお母様はゴリゴリな真面目な感じなのですが、本来のお母様はヒップだなんて!!!さあて、あなたの表面ではなくもうひとつ奥にはどんなあなたがいるのでしょう。それを考えるのではなく感じてみませんか?この地球に肉体を持っているうちに(笑)潜在意識、そして超意識からのメッセージを受け取り、ヒップで果敢に行動出来たら素敵だと思いませんか?

 

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。