避けたいものこそ、必要なカケラ

ことばの鍼も使います!
心とからだの鍼灸師福井てるこです。

 

ゆうべ、友人と喧嘩してしまいました。いえ、、、正確に言えば、友人は喧嘩していませんでした。私が一方的に腹を立て、友人を一人居酒屋に残して帰ってしまいました。何で腹が立ったか、、、最初のきっかけはあんまり覚えていませんが、友人はブレない人なんです。私にまったく同情してくれない(笑)!こんちくしょうめ!!

でも、必要なことが起きていました。いつでも必要なことしか起きていません。私が体験するこの世界では、私が許可したことしか起きません。(素晴らしいことに、きっと誰の世界でもそうなっているでしょう!)

友人は目覚めた人です。彼は私にこう言います。「自分の感情をまるで小動物を見るみたいに眺めて。」「僕や他の何かという外側に怒りをぶつけたって、何も変わらないよ。」「自分の中を見るんだ。」

ああ、でも怒りが湧いてくる・・・しかし、彼はこう言います。「その怒りの感情が湧き出てくる前を感じて!」それは・・・きっと悲しみ、無力感です。それは・・・私が本当に感じたくないものです。それを十分に感じてしまったら、私はバラバラ粉々に砕け散ってしまうような予感も感じます。しかし、それを感じないと次には進めないんです。怒りはとっても感じやすくて簡単で、奥底の繊細な感情を感じないようにしている蓋のようなもの。怒りで留まっていては本当の自分の感情に触れることは到底不可能です。それなのに私は怒りをじっくり感じるどころか、彼にぶつけてしまった!!今朝、彼にメールをすると「福井さんは、引けば簡単に開く扉を押し続けていただけ」と返事が返ってきました。う~ん、さすがです。

 

 

私はこんなふうに考えています。私たちは個人でもあり、全体でたった一つのものでもある。どちらも本当。どこから見るかによって見え方が違う。分離している個人という見え方で感じる、そこはかとない物足りなさ、常に感じる不足感はもう十分味わったので、今度は全体性を感じたい。すべてあるのだという充足感、平安さ、やすらぎを感じたい。それには全部が必要なんです。それには何かを避けていては不可能なんです。だから、目の前に現れるその嫌なもの(ネガティブな感情とか、病気とか、夫とか、妻とか、家族とか、その他の人間関係とか、仕事とか・・・)こそ、パズルの最後の1ピースなのだと。それなくしては完成しないのに避け続けている。そして逃げても逃げても、それこそが必要だから目の前に現れる。なんてパラドックスなんでしょう!だからね、すべて排除しないでください。排除したいという思いも排除しないでください。この過激で優しい真実、面白いですね~。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。