月と太陽

あなたの気づきのお手伝い!
心とからだの鍼灸師福井てるこです。

 

昨日は新月だったそうですね。私は星座や天体に疎いですが、周りの方がけっこう盛り上がっていました。確かに私も直前にかなりの感情解放があったので影響があったのかもしれません。いろいろ勉強してきたものが崩れ去ってしまったような、これからが人生の本番という気がしています。

 

 

以前、気功を学んでいた時に先生がこんなことをおっしゃっていました。「太陽を見ながら月を見ることは出来ない」逆もそうです。太陽と月の両方を同時に見ることは出来ないのです。これは理性と感性のお話です。太陽が理性(思考、理論)、月が感性(感覚、直感)ということです。私は鍼灸師として東洋医学をずっと学んできたのですが、理論はわかっていても実際的な「気」というものが長い間わからなかったのです。その悩みを打ち明けたらそんなことを教えて下さったのです。

そうなんです。目に見えない「気の世界」を本などでいくら勉強して知識を詰め込んでも感じることは難しいのです。むしろ知識は邪魔で、落第生くんが卒業後大成功したりする世界です。私の鍼灸の母校では、首席は絶対成功しないという伝説までありました。気功の先生はこうおっしゃいます「学んで、そして、忘れてください」ええ!それは嫌だなぁ、時間とお金をかけて学んだものを忘れろだなんて!しかし先生は続けます。「知識があるかぎり、気はわかりません。いったん捨てて下さい。」じゃ、なんで学ぶんだYO!!

知識や理性、思考というフィルターを通しては、気は掴めません。しかし気を掴んでも茫洋とした世界で、それを人に伝えるには言語(思考)が必要です。理性と感性どっちもを同時に使える天才もどこかにはいるかもしれませんが、どっちもは難しい!最初はどっちかから入るんですよ。

今はアクセス・バーズをやっているおかげでエネルギーはバッチリわかるようになりました。しかし、レトリーバルや意識領域の探索となると視覚化が出来たほうが楽しいのですが、私これが苦手なんです。私が参加している意識の探索のワークショップの主催者星海ケンさんはこう言います。「考えないこと」これが私にはいちばん難しい!精神世界の知識がありすぎて、何かの拍子にダダダーッと膨大な情報というか思考が立ち上がってしまうのです。

しかし、先日のワークショップで腑に落ちました。知識はいらない!毎回ケンさんにもっと詳しく説明してほしいなどとお願いしていましたが、気づきました。なんか腑に落ちたんです。ヘルパーとガイドの違いとかにこだわっていた自分がいましたが、どーでもよくね?今はそんな気持ちです。詳しく物事を細分化しても、部分はわかるけれど全体像は掴めない。たくさん情報を持つと、実際にそれを感じた時それに繋がる情報(つまり思考)が立ち上がってしまうのだろうと思います。またこれこれこういうものだと説明し過ぎてしまうと、ちょっと違うものが現れた場合に、意識で排除してしまうので感知しなくなったりするのではないかと思いました。なので、(私から見れば)ゆるい感じで進めているのかもと思いました。元々私はしっかり勉強し、ものにしたいという気持ちが人一倍強い人間ですが、これからはなるべく曖昧にしていこうと思っています。まるで西洋医学と東洋医学のようですね。西洋医学では解剖したりしてラベリングしたりカテゴライズするのが得意ですがそこに生きている命はなく、東洋医学では生きた命の流れを重視しますから。実際の命は常に変化していますし、その全体の流れの一瞬を切り取って名前を付けてもあんまり意味ないなぁと思いました。

白日の太陽の下ですべてを明々白々にしたい顕在意識的な欲求はまだまだあります。しかし、私が見たい潜在意識の世界は月の明かりでぼんやりと見えるような見えないようなそんな世界なのかしれません。そしていつかは、、、私も太陽と月を統合出来るかも!(と野望を抱いています)

なので、知識を詰め込まないように自分に「読書を禁止」しました。(読まなきゃいけない本が30~40冊あるのにな~)辛い、読書しないって私は本当に辛いんです。でもこれで見えない世界に入りやすくなるような気がしています。「書を捨てよ。見えない世界に入っていこう!」です!

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。