自分がどうしたいかわからない方は・・・

潜在意識からだを整えて、楽で自然な自分になる!福井てるこです。

 

先日遠方からのクライアント様がいらっしゃいました。網膜剥離と肝炎ということでした。ご予約の時はアクセスのボディプロセスをご希望でしたが、ただ症状に対処していくよりも病のメッセージを受け取りたいということでカウンセリングをしました。目と肝臓・・・一見何の関係もないように思えますが、東洋医学では深い関係があるのです。肝は目に開くと言われており、肝臓の不調はいちばん目に出やすいのです。そして東洋医学では臓器は感情と関係があり、肝は怒りなのです。ですから、ニコニコとお話されるクライアント様の心の奥には抑え込んだ怒りがあるのでは?と推測させていただきました。

また、人生で繰り返ししてしまうことももちろん重要なヒントです。こんなエピソードを伺いました。「法事で、親戚の年老いた叔母が荷物を持っていました。私はすかさずそれを持ってあげようと思いましたが、すぐさま、自分が持ってあげたら他の男性陣の顔を潰してしまうと思いました。持ってあげたい。でも、自分が持たないほうがいいかも。持ってあげたい。でも自分が持たないほうがいいかも・・・こんな感じでどうしたらいいかわからなくなるんです。」さらにこんなお話もされました。「友人と会うのは好きなんですけど、帰り際が難しいんです。彼女はもう帰りたいのかな?まだ話したいのかな?私はどうしてあげればいいのかな?もっと聞いてあげればいいのかな?・・・こんなことを考えすぎて疲れてしまうんです。だから会うのは嬉しいけれど家に帰り着くとドッと疲れてしまうんです。」

皆さんはどう思われますか?こういうことってあるかもしれませんね。自分がどうしたいのかわからないということなんです。何が正解なのか考えすぎてしまうんです、自分がどうしたいかではなく。

 

 

私は絵を描きました。頭(思考)は合理性や判断、損得、そしてたくさんの人の意見が入っています。顕在意識と言ってもいいでしょう。思考なので過去や未来にも考えが飛びます。正しいか間違いかにこだわり過ぎると考えすぎてわからなくなってしまうのです。それはある人の立場で考えればAが正しいけれど、別の人の立場で考えればBが正しいというように、相反するたくさんの意見があり過ぎて身動きが取れなくなってしまうのです。これは他人が望むことをやらなければと頑張るので他人軸ですね。

一方、体のほうは感情や感覚を感じます。感じることは今この瞬間しかできません。そして、体は正直です。嫌いな人が向こうから歩いてきたら緊張するし、大好きな人と話していたら肩こりも消えてしまいます。実は体はとてもわかりやすいのです。潜在意識的であり、好きなこと嫌いなことがはっきりしていて自分軸です。

ご相談をして下さった方は頭(思考)だけでなく、体の感覚も鋭いのだそうです。ご自分ではHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン、生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のこと)ではないかともおっしゃっていました。多くの方は頭だけ(正しいか間違っているか、損得など)で行動しても割り切れるのでしょうが、この方はからだの声もかなり主張しているのではないでしょうか?ただの「他人軸」ではないように感じました。私が絵を描いて説明して差し上げると、「あー」とご自分の行動に納得がいったようでした。これからは、意識をしっかり体のほうに向けると自分がやりたいことをはっきりキャッチ出来るようになると思います。それから最初に浮かんだことを排除しないことが大切です。直感はパッとやってくるのです。時間がかかりません。思考はああだからこうしてと時間がかかるのです。根拠がなくても合理的でなくても、それを排除しない練習をしてください。そして病気のメッセージですが、もう少し掘り下げていく必要がありそうでした。自分を知るためのメッセージですからね、焦らずやっていきましょう。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。