治る・治らないはオマケ(癌の催眠療法の体験)

からだ潜在意識を整えて、楽に自然に生きる。福井てるこです。

今までに癌の方の催眠療法をたくさんやらせていただきました。しかし、今回は私も新たな発見がありました。ほぼ忠実に会話を書き起こしました。この内容に異議のある方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれはあくまでこのK様のセッション、K様に必要な情報なのです。別の方には全く違う展開になるかもしれません。それをご理解の上お読みくださいませ。

 

 

今日で3回目の催眠療法セッション。今回知りたいことは①なぜ、あの母親の元に生まれてきたのか?②今生の課題は何か?③癌との対話 でした。

高原のお花畑に行くとそこは夜でした。月が明るく、しかし花は影になっていて何の花かわかりません。秋のようです。風がさわやかです。孤独だけれど、清々しい気持ちです。私はその高原に裸足で立っているようでした。

しばらく寛ぐと、今の私に必要なところに行く10段の階段があると言われました。緑色に塗られた金属のらせん階段を降りていくと、なんと途中で階段が途切れていました。下は真っ暗闇です。海のようです。波の音が聞こえます。どうしよう・・・

ずいぶん長い時間迷いましたが、飛び降りることにしました。

海は冷たい。洞窟の中に入り込んでいる海です。上を見上げるとちぎれている階段が見えます。そこには光が射し込んでいます。けれど、もちろん届かない。海のほうは真っ暗。どうしよう。どっちにも戻れない。階段は遠いし、海だし、不安です。でもしばらくすると、このまま浮いていてもいいかなという気持ちになってきました。波に浮いているとなぜだか安心感があるのです。すると自分がいつの間にか浮き輪をつけていることに気が付きました。私はプカプカ浮いていました。

しかし、ずっと海に浮いていても何もないようなので、ここでハイヤーセルフを呼ぶことにしました。ハイヤーセルフとは文字通り、高次の自己、自分の中のいちばん賢い部分です。それは魔法使いのおばあさんのような姿でした。

<ハイヤーセルフとの対話>
(私はどうしてここに浮いているの?)
「お前はそこから産まれてきたんや」
(私はなぜ、あの母親の元に生まれたの?)
「まだ、だめだ」
なんと教えてくれません!
(何で?)
「まだ本当に知りたがってないから!」

(何をしにこの世に生まれてきたのか知りたい)
「思い出す日が来る」
「このまま進めばいい」
「知らなくていい」
(もし知ったら、あれこれ作り変えちゃうから、今は知らなくていいんだ。今のまま進んでいいんだな。)
「虚しさを十分感じること」
(誤魔化さずに感じきるんだな。すると行くべき道が見えてくるんだな。)
「海から生まれ、海に帰るだけだから」

 

 

<癌との対話>
実は前回のセッションの後、癌たちに「これで3割は解放した。よく頑張った!」と言われていたのです。癌たちは(記憶、感情を解放すると健康になる)と言っていました。

さて、今回現れたガンちゃんは、お饅頭のようでした。ぽよんと膨らみ、顔がありました。
(最近の私、どうかな?)
「まぁ、いい感じ。まぁ、今のままでやっていっていい」
プチプチはじけている感じがしました。

ふと、最近強い怒りが突然湧いてきたことを思い出し、それをガンちゃんたちに聞いてみました。私はイメージの中で怒りを刃物を使い表現していたのです。そうしたら、胃の裏の痛み(内臓の痛みではないような激しい痛み)が消えたのです。それが何だったのか気になっていました。
「胃の裏の痛みは、僕たちの担当じゃない。それは肉体とか心の痛みじゃなくて、、前世とか潜在意識と呼ばれるものだよ」
「なんかよくわからないけれど僕たちも衝撃だけはバーンと感じた。胃の裏あたりというけれど、肉体ではない。肉体の外にあった痛みだよ」

次に私は抗がん剤を使ってガンちゃんたちを苦しめていることを謝りました。
「抗がん剤は感じない」
「僕たち自身に苦しみとかはないんだ」

私はたいへん驚きました!
「君が自分自身に苦しみを入れているだけで、君の苦しみが全部解放されたら、僕たちはなくなるよ」
「僕たちは生まれる時も死ぬ時も苦しみはないんだよ」
「君の意識が創り出しているだけだから、役目を果たしているだけだから」
「君の苦しみを集めて抱えて解放する役目だよ」

(じゃ、ありがとうとかごめんねとか言えばいいって言うけれどあれはどういう意味?)
「あれは自分自身に言っているだけだよ」
「僕たちに苦しみはないよ」

(じゃ、抗がん剤とかして悪いって思わなくていいの?)
「僕たちに悪いって思うことはないよ」
「僕たちに悪いって思うことはないけれど、君の肉体を作っている正常な細胞は苦しいよ。僕たちと役目は全然違うから」
「僕たちに感謝したり、謝ったりするんじゃなくて、自分の肉体に感謝して痛めつけない方法を考えないとね」

「僕たちのことばっかり目を向けないで、自分のからだを大切にしなさい。君を作っている心とからだ。慈しむ」
「僕たちがいなくなる過程で、なぜあのお母さんの元に生まれたのかや今生の課題を思い出すよ」

「治る・治らないはオマケみたいなもんだよ」
このオマケ発言に私はびっくりしました。私たちはどうしても治るか治らないかがいちばん気になるのですから!すると、ガンちゃんはこう言いました。
「最初に言っただろ~。自分を愛して、自分をもっと知れ!」

(今は私の治癒への道のりはどのくらいなの?)
「4合目」
「だいぶ迷って道を探している時間が長かった。ずっと道を探していたんだ」
「僕たちが呼んでいるのに気づかないんだもん。もう悪化するしかないだろ~?」
「本当にトンチンカンなんだから。だから気づかないんだから、悪性度の高いガンになるしかないじゃん!」
「思っているより鈍感なんだよ」
「それだけ怖かったんだよね」
「生きるのが怖かったんだよね」
「まだ鈍感だけど、いい方に向かっているよ。大丈夫だよ」

「鈍感だけど自分ではわかんないんだよ。怖がらないで、嫌わないで、ただの記憶だよ。今は何も起こってないんだよ。感じて大丈夫だよ。僕たちが大丈夫っていうから大丈夫なんだよ」

「心とからだ、もっと大切にしな。もっともっと。もう人のご機嫌ばっかり気にするのはいい加減やめにしな!それも勇気だよ。ちょっと勇気がまだ足りんな。決断しないと。ご機嫌伺うためにクタクタになっているよ。いい加減にしなよ。それが鈍感ってこと。」
「とにかく、今は何も起こってないんだから怖がらなくていい」

ここでつい、福井が聞いてみたことを聞いてもらいました。実はK様が治療院にセッションにいらっしゃるようになってから、ご主人の態度が変わったそうです。口癖だった言葉を言わなくなり、K様にもあれこれ言わなくなったそうです。ご主人は営業の仕事をなさっているそうですが、今までは月に1件くらいだった契約が8月はなんと7件も取れたそうです。しかも偶然のような出来事の連続だったそうです。
(私が感情を解放して変わってきたことと、主人が契約をたくさんとれたことと関係ある?)
「大いにあるよ~!」
「君はふっきれたみたいだよ。すごく変わったよ。君はよく笑うようになったじゃん」
「安心しているみたいだよ、だんなさん」
「だんなさんも鈍感だから、鈍感同士でわからないかもしれないけども、深いところではみんな繋がってて影響しあってるんだよ。特に家族はね。」

(また会っていろいろ話していいかな?)
「オッケイ~」

・・ここで催眠療法セッション終わり・・

催眠療法
癌や病気と対話する催眠療法 2~3時間 20000円

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。