霊的クライシス(信念体系クラッシュ)について その2

からだ潜在意識を整えて、楽に自然に生きる。福井てるこです。

さて・・・クライシスを乗り越えるにはです。また、山田孝男著「瞑想のススメ」から引っ張り出してみます。

 

 

①の段階の人は、まず肉体の浄化にもっと注意を払わなければいけません。正しい食事を心がけ、適度な運動をし、肉体のひずみを調整することが役に立つでしょう。特に背骨の狂いを矯正し、肉体のリラクゼーションを心がけることが勧められます。クンダリニーが活性化し、気が頭のほうに昇りすぎてバランスを崩している場合がこのケースで多いのですが、正しい呼吸法(特に腹式呼吸)を行うのが役立ちます。時々素足で歩いて大地にじかに触れ、大地のエネルギーを肉体に取り入れる努力をするのも助けになるでしょう。そういう意味では滝行も役立つようです。

②のクライシスでは、パワー志向に走ることを避けなければいけません。自分が見たり、経験したりした内容に極端に執着したり、特別視しないこと。パワー志向の色合いの濃い、権威主義的な宗教書や思想書を読むことは避け、愛と調和、平和、謙虚さを強調する穏やかな思想や宗教観をもつように心がけるべきです。そして、内なる神、またはハイヤーセルフなど、内なる真実に絶対的信頼をおいて、そこに帰依する態度がこのクライシスを乗り越えるための一番確実な方法です。頭の中に聞こえてくる命令的な姿勢の声には下上がうべきではなく、真剣に受け取るべきではありません。
ハイヤーセルフからの導きはほとんどいつも、ハートの奥にかすかな想い、またな内なる導きの声として聞かれます。それは強制的ではなく、自己の気づきを促す性質の内容のはずです。そして、その声を聞くことによって、平安と内なる喜びを増すことになるでしょう。
このクライシスを乗り越えた場合、たいていその人の意識は大きく成長し、人を導く能力が一段と増していることに気づくはずです。そして、現実生活も一段高い意識状態で安定するようになり、人間としてのスケールもひとまわり大きくなるでしょう。
精神的なアドバイスとしては、このクライシスの時期に良い指導者にめぐりあうことが何よりも必要です。そのために、良きアドバイスが与えられることを祈る姿勢を忘れないように。そのアドバイスを与えるものは現実の人間であったり、何かのしるしであったり、内なる啓示であったりします。大地、自然と親しむ時間を多くもつことは、①のケースと同様、とても大切です。
瞑想ではいつも白色や黄金色などの清らかな光をイメージして、体の内側や周囲が光で満たされるのを想像するのも役立ちます。それとともに、高い理想をもち、それに向かって祈りを捧げたり、希望をもつことが重要です。たいていこのような場合、一時的にクンダリニーが活性化し、頭部まで上昇していることが多いので、チャクラの働きも全体的に活発になっているものです。しかしその人の肉体的・心理的な要因によって、チャクラのいくつかは不調和な活動をしている場合が多いので、この方面に詳しいヒーラーにヒーリングしてもらうのも助けになるでしょう。

③のケースの場合はクライシスにあるその本人よりも、むしろ周囲の人たちの問題になります。③の体験のあと、地上の意識に戻ってきた人は、霊的導師としての役割をするのが普通です。クライシスにある人は、肉体や現実生活に対する興味が希薄になっているので、社会の慣習や物事にはほとんど無関心になります。それが頭がおかしいとみられる要因になるのですが、彼らの存在にそれなりの敬意をはらって接するならば、霊的成長にとって大きなプラスになるはずです。

クライシスを脱し、現実の生活とバランスをとるかどうかは本人の意志次第、または宇宙的な意志によって決定されます。その意志に働きかけることができるのは、彼らの意識まで到達した人にしかできません。医学的な処置や、その他のサイコセラピー的な処置はほとんど補助的にしか役に立たないでしょう。

「瞑想のススメ」山田孝男著より

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。