すべての作戦を手放せ!

(以前書いた記事を再掲しています)
「僕は、死なない。」刀根 健著

脳や眼球にまで転移した末期の肺がんが消えた刀根健さんの本です。刀根さんとはフェイスブックを通じて知り合いました。一緒にお茶したこともあります。その時の刀根さんの印象は、静かな確信に満ちていてずっと消えない興奮の中にいるといった感じでした。

この本は読むのは簡単ですが、同じように実践するのは簡単ではありません。また、治療法カタログとして読んでしまうと意味が半減してしまうような本です。世間には何百という癌から生還した方の本があります。それらを参考にするのはもちろんいいのですが、それを真似しても上手くいかないことのほうが圧倒的に多いでしょう。なぜならば・・・癌を癒す方法は自分で見つけなければならないからです。

治そうとすると治らない(このことについてはまた書きますね。いずれ分離や意識レベルについて詳しく説明したいのです)・・特に癌と向きあう上ではこのパラドックスがあるのです。サレンダー、つまり刀根さんのようにすべてを手放した時に治る(かもしれません)。まぁ、究極のことを言えば、死ねばすべての病気は治るのです。肉体が存在しなければ病も存在しないのですから。

この本はぜひ皆さんにお読みいただきたいので内容は差し控えますが、刀根さんが治った一つの大きな要因として感情の解放があると思いました。感情は目には見えないものですが、身体にまとわりつくように染みついています。子どもの時の感情もずっと残っています。これを解放することはやって損はないと思っています。東洋医学では臓器と感情に密接な関係があると言われています。肝臓は怒り、心臓は喜び、脾臓(胃)は思い悩む、肺は悲しみ、腎臓は恐れ・・・これは鍼灸師である私には当たり前のことですが、まだまだ一般常識ではないようです。癌になった部位や症状にはすべて意味があるのです。

死を意識せざるを得ない病になったことは素晴らしい機会だと私は認識しています。子どもの時から溜め込んだ感情の数々・・怒り、恐怖、悲しみ、恨み、憎しみ、淋しさ、罪悪感、無力感、みじめさ・・それらのエネルギーを一気に解放する機会なのです。人生が順風満帆な時には排出することは出来ません。癌には「ここに痛みがまだ残ってるよ~」と教えてくれる大切な役目があるのです。自分の人生と向き合い不要なガラクタを一掃する機会ととらえてみてはいかがでしょうか?もちろん、とても嫌でとても怖いことです。自分が壊れそうになるほどの恐怖でしょう(なので、私のようなサポート役が存在しています)。

そして、私がお勧めする態度としては治すためのすべての作戦を手放すことです。癌と取引することは一切やめるのです。刀根さんはサレンダーの境地になってからどんどんいい方向に展開していったのです。治るために何かをやるのではなく、人生を100%生ききるために生きるということです。見た目は同じように見えるかもしれませんが、内的な在り方は全く違うのです。治る治らないは横に置いておいて今までの人生の棚卸しをするのもお勧めです。

私に出来ることは、あなたがのびのびとした本来の自分に戻るためのお手伝いです。いわば作戦を捨てるための作戦ですね(笑)大丈夫、病は敵ではありません。あなたの意識の変容をしつこく迫ってくる大切なサポート役なのですから!潜在意識、催眠療法、感情解放などいろいろあります。ぜひご相談くださいませ。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。