軍子と輝子(未来の私を救った話)

こんにちは、福井てるこです。
(今日の話は不思議満載です(笑)苦手な方はどうぞスルーなさってくださいね。)

 

軍子・・・この変わった名前は私の別名なんです。私の本名は輝子と書きますが、輝から光が失われて軍人のように厳しい心を持った私を、亡き夫は軍子と呼んでいました。それは23年前に夫と出会った時にまるで入れ替わるように亡くなった、私の父からのメッセージの中の言葉だったのです。

 

 

実は亡き夫は脳腫瘍になる前の健康な時からチャネリングが出来ました。ある有名なチャネラーの知人に教えてもらったら一発で出来るようになったのです。「簡単だよ~。こうやるんだよ~。」と人差し指を交差させます。チューニングしているような仕草です。「どこにもベクトルを向けないこと、ニュートラルになることがコツなんだよ。」と言われても素人の私は絶えずベクトルがどこかに向かってしまいます。私にはまったく出来ません。夫は、私の亡き父とよく交信していました。亡くなったばかりの父があちら?で勉強をしていること、その勉強とは一言では説明できない内容であると伝えてきました。その勉強のことを表現するのは難しく、例えて言うなら社会について?道徳のような?勉強をしているんだと言っていました。生前の父はアルコール依存症で孤独死したのですが、そんな父があの世で真面目に勉強しているなんてと驚きました。しかし、夫のチャネリングは私と父しか知らないことを伝えてきて、明らかに父からのメッセージだと確信したのです。

 

その後2012年に夫が悪性脳腫瘍と診断され、手術後の後遺症で認知が下がりました。自営の整骨院を閉めざるを得なくなった夫は絶望しました。ある日のこと、暗闇の中で声を押し殺して泣いている夫があまりにも哀れで、私は掛ける言葉もありませんでした。すると突然夫が「ありがとうございます。ありがとう。ありがとう。ありがとうございます・・・」と何かに向かって喋り出したのです。ショックで気でも狂ったかと思い「どうしたの?」と問いかけると夫は答えました。「君にはこの光が見えないのかい?この光が僕に生き続けなさいって言ってるんだ。」

 

 

もちろん、真っ暗な部屋に光などありません。しかし、夫の胸に太い白い光がまっすぐに入ってきているというのです。その時からです。カエザルと名乗る鳥が現れ、夫にメッセージを伝え始めたのは。男性のような落ち着いた声だそうです。「当たり前を当たり前と思わず、感謝。」こんなメッセージや、時には長いメッセージもありました。そのカエザルは4年くらいで私たちの前から去っていきました。私たちが成長したので自分(カエザル)も成長したから、今度は鳥たちのリーダーになると言っていたそうです。

そして、カエザルと入れ替わりに頻繁にメッセージをくれるようになったのが、私の亡き父でした。夫は聞こえるだけでなく父の姿を見えるようにもなっていました。そして3年以上に渡り夫の死の前日まで、父はメッセージを伝え続けてくれたのです。その内容がとても衝撃的でした。

 

 

「たいへんだよ。てるちゃんが輝子じゃなくて軍子だから、今のままだと次の人生(未来世)は戦争地域に生まれるんだって。そこでたくさんの兵士たちにレイプされちゃうんだってさ。」ギョッとするような話を夫は顔色も変えず普通に伝えてくれました。「光を取り戻して、軍子が輝子にならないとそうなっちゃうんだってさ。だから、お前(夫のこと)はてるちゃんが輝子になるまで一緒にいなさいって、君のお父さんが言っているんだ。輝子になったら別れてもいいってさ。」と。

だから、いつも「君は軍子だって。」「君はまだ軍子だってさ。」と言っていたのです。晩年の夫の使命は私を軍子から輝子に戻すことだったのです。私自身は半信半疑でした。第一、一人で朝から晩まで働きづくめで、どうやって厳しい心を優しい心に変えるんだ?と憤慨していました。軍子の話が出ると私はいつもイライラしました。しかし、夫は判で押したように「君のお父さんが輝子はまだ軍子だって言ってるよ。」とそればかりでした。

ところが突然終わりが来ました。昨年の8月1日「君のお父さんから、もう夫婦の関係を終わっていいってメッセージが来たよ。」と夫がメールをくれたのです。そしてなんとその翌日、夫は風呂で亡くなりました。父の許可が出た途端に逝ってしまうなんて、これを偶然だといえるでしょうか?その二か月後チャネリングをしてくれた友人からこんな話を聞きました。

「てるちゃんが軍子から輝子になったので小太郎さんが逝ったんじゃないよ。小太郎さんのメールではそんな感じに読めるけど。小太郎さんが逝ったから軍子が輝子になったんだよ。」

やっぱり!そうだったんだ!

もちろん、仕事の鬼のようにキリキリ働いていたのが、ここ1~2年は徐々に余裕が出てはいました。しかし、根本的なところは私は変化しきれていなかったんです。絶えず不安・心配・恐怖を動機として行動していたように思います。認知が下がった夫の面倒をどこまで見ていけるか、いつも胸がギュ~ッと掴まれたような苦しさでした。アクセス・バーズや感情解放のタッピングのおかげでだいぶ楽にはなっていましたが(特にバーズと出会ってなかったら、この世にはいないでしょうね(笑)。

 

 

それが本当にガラッと変化したのは、やっぱり夫が亡くなってからなんです。何も間違っていなかったんだ。自分は不幸でも負け組でもなかったんだ。夫の言っていたことは本当だったんだ。苦しい、辛いとキリキリしていたのが完全に反転したのです。もちろん、夫がいなくなってしまった寂しさはあります。でもそれと同時に、子供の時からずっと求めていた、この世界の秘密を解き明かしたような解放感がありました。もう何も失うものはないし、何も怖くもないし(これから怖いものが出てくるかもしれませんけどね)、これからは私が私と生きるだけというような軽やかな広がりがあります。

父と夫の共同作業で私の意識を変えてくれました。未来世(本当は時間はないので、この人生の次?にその未来が来るのではない。いくつもの人生が同時に島のように点在しているとも言われている)の私まで父と夫は救ってくれました。彼らにはどれだけ見えているのでしょう?一体どんな計画があるのでしょう?そして、戦争地域の私は今どうしているのかしら?もうその未来世自体を回避したのかしら?う~ん、わからない。でも、今のこの私が自分を認め赦し愛していけば、あらゆる方向に波紋のように癒しが広がって、あらゆる私?が癒されていくでしょう。すべての変化のポイントは今こここの瞬間にしかないからです。それにはやっぱりこの夢から目覚めることかな~(笑)

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。