10人の忍者部隊 ーイメージ療法の実際ー

休みの前の日は、夫に催眠療法をやっています。
ゆっくり出来て、ストレス解消にもなります。


最近は、小さい自分を体内の病巣に送り込むというスクリプト(台本)がお気に入りです。
むか~し、「ミクロの決死圏」という映画がありましたね。あんな感じです。
知らない人も多いかな~。何度もテレビで再放送していましたよ。
ある科学者が脳出血を起こしてしまい、ミクロ化した人間をその体内に
送り込んで内部から治療するというストーリーです。
そのミクロ化の持続時間のリミットは確か1時間でしたね。
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(これから、あなたは小さくなります。小さくなって自分の癌があった場所に入っていきます)

夫「はい」

(どのくらい小さくなったら、スムーズに入っていけますか?)

夫「5㎜。あ、それじゃ大きいな、2㎜。」

5㎜も2㎜も変わりないように思えますが、もっと極小にしたら、と思いますが、
あくまで潜在意識の世界、本人が2㎜といえば、それが唯一の正解なのです。

(それでは、3つ数えるとあなたはすぅっ~と2㎜の大きさになります)

夫「はい、、、」

もぞっと動いて、本人のイメージの中では自分は小さくなったようです。
子供だましだと笑うなかれ。潜在意識の世界は無限なのです。
このようなイメージ療法で数多くの癌を完治させてきたのが
カール・サイモントン医師です。

しっかり、リラックスして催眠状態に入っているかどうかがコツなのです。
(さぁ、あなたはどこから、脳の癌があった場所に入っていきますか?)

夫「・・・」

少し、助け舟というか、アイデアを出してあげることもあります。
(頭のてっぺんから入っていきますか?それとも、鼻、口、耳ですか?)

夫「目、だね。目から入ります。」

本人が、目といったら目でいいのです。
(はい、それでは、数を3つ数えるとあなたはすぅっ~と目から入っていきますよ)

(今、どのへんですか?)

夫「もう、着いています。」

(どんなところですか?教えて下さい)

夫「洞窟みたいな、空洞みたいなところです。」

(暗いですか?)

夫「少し、暗いかな。」

(それでは、懐中電灯を渡しますので、それを使ってよ~く辺りを見回して下さい)

夫「がん細胞はないです。」

(1個もないですか?)

夫「がん細胞はないです。ただ、汚れています。」

(その汚れはなんで汚れているのですか?)

夫「放射線の汚れみたいです。」

(あなたはその汚れをどうかしたいですか?)

夫「キレイにしたいです。」

(どうやって?)

夫「水で洗いたいです。」

(私が3つ数えると、水が使えます。手で洗いますか?)

夫「ブラシです。デッキブラシで洗います。」

夫は、手を動かしてアクションで私に示しました。

(汚れはどうですか?)

夫「キレイになっていきます。でも、垢みたいなのがなかなか取れないです。」

(それは、何色なんですか?)

夫「茶色です。」

(掃除する仲間を増やしますか?)

夫「はい。」

(何人増やしますか?)

夫「10人くらい。」

(はい、では10人に増えました。お掃除ははかどっていますか?)

夫「はい、シュッシュッ、シュッシュッ、シュッシュッ。」

力強くアクションで示しています。

(水とブラシで落とした垢の汚れは、どうしますか?)

夫「排水溝から流れて行きます。」

脳の中に排水溝があるんだ~。本人が思っているのだからいいのです。

(いいですね、もう十分だと思ったら教えて下さい)
(では、今度は体内から出て行きましょう。どこから出ますか?)

夫「鼻です。」

夫は、ふんっと大きく、鼻から空気と共に小さな自分を出したようです!
10人の仲間は、自分がバラバラっと分身の術で忍者になったイメージだったそうです。
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こんな感じでやっていきます。

脳波がアルファ波やシータ波になっているかどうか(測っているわけではありません)、
つまりリラックスしている、変性意識状態に入っているかどうかが重要です。
そのような状態で、イメージをビジュアルだけでなく体感覚や感情も感じて
入れ込めれば、脳は現実に「キレイにお掃除した」と思ってしまうのです。

すると、身体はそのように働きだすのです。
これが、私の理解です。
引き続き、このイメージ療法をやっていこうと思っています。

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その場合は必ず電話連絡をお願いします。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。