乗り越えた!

実家のお墓を移転し、開眼供養をしてきました。
お墓の移転は、私の妹の長年の強い願いでした。


私たち姉妹はそれぞれ嫁ぎ、両親も他界しました。
私たちが亡くなったら、お墓をみていく人がいなくなってしまう、、、
これが、信心深い妹の気がかりだったのです。
しかし、移転には、かなりの費用がかかります。
本当に何年も進まなかった案件でした。
ところが、私が自分の癒しのために催眠療法を受けて1週間たった時、
なぜか、たくさんの物事がするすると片付きました。
・返ってこないとあきらめていた600万円近いお金が簡単に返ってきたこと。
・長年引きこもりだった叔母(もう70代)が、良い施設に入れたこと。
・お墓移転の費用のために売りたいと思っていて、長年売れなかった土地が
 通常の3倍の価格で売れたこと。
こういう出来事が、同じ日に起こったのです。
そして、とんとんと話が進み移転が完了し、開眼供養となったのです。
不思議なことですが、内的な世界は繋がっているので、
私が癒されれば、私の周囲でも「癒し」が起こるのでしょう。
実は、このお墓の移転の話は、妹の息子の強い要望でもありました。
甥は、もうすぐ20歳になりますが、小学6年あたりからずっと不登校だったのです。
大事な一人息子の引きこもり、、、。
妹夫婦は、何年も苦しみました。
甥は、いつしか私たち姉妹の実家のお墓の移転を急かすようになったのです。
10代の若者が墓のことなんてと、最初は私も訝しがっていました。
実家の墓は、うっそうとした林の中の、崩れ落ちそうな崖の近くにありました。
甥は、それを心配していたようです。
無事に開眼供養を済ませて、本当に安心したようでした。
甥は、引きこもり中の様子とは別人のように、普通に話せるようになっていました。
そして、8年あまり苦しんできた妹も、何か憑き物が落ちたようでした。
「私は、野獣だったんだ・・・」妹が私を送る車の中で突然言いました。
ん?本人が自分を野獣というのですから、びっくりしました。
「誰かにバカにされたと思うと、悔しくて悔しくてなんとか復讐してやりたいと
思っていた。自分の中の野獣の心が怖かった。今は本当に落ち着いたんだ。
誰かを傷つけてしまわなくて、本当に良かったと思っている。」
自尊心が低い妹は、絶えず職場や近所の対人関係で悩んでいるようでした。
表面は困ったような顔をしていましたが、心の奥底では「怒り」が渦巻いていたのです。
妹のいいようのない怒りと、息子の引きこもりに関係があるのかないのか、
かかわりの薄かった私にはわかりません。
でも、妹は引きこもりの息子を支え、立ち直らせました。
そしていつしか、野獣のような荒れ狂う「怒り」もなくなっていたと言うのです。
家族は、学び合う仲間・同志かもしれません。
何かを我慢していると、それが家族の誰かに影響が出てくるような気がします。
そして、誰か1人が一歩踏み出し、癒されていくと、
家族全体が変わっていくのです。癒されていくのです。
私の妹は、本当に苦しいところを何年もかかって通り抜けました。
それは、彼女が通らなければならない道だったのかもしれません。
息子は明るくなり、妹自身の対人関係の悩みもなくなりました。
姉の私は、何もしてあげられなかったけれど(出る幕ではなかった!)、
妹は時間をかけて、大きな課題をごっそりクリアしました。
素晴らしい変化を見せてもらいました。
わが妹に拍手!です。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。