人生の難所

人は何か問題が起きても、自分の中にちゃんと答えを持っています。
そして、自分でもわかってそれを口に出しているのに、
それでも身動きが取れなくなってしまうことがあります。
長い人生の中に一度や二度は、そんな難所があります。


胸突き八丁とでもいうのでしょうか、
富士登山に例えると、頂上が見えているのに進まない、進めない、
足を一歩出すのが精一杯、息が苦しくて、肺が押しつぶされそう、
まさに胸を突かれるように息が乱れて仕方ない、
もうこれ以上は歩けない、でも止まってはいられない、、、
そんな難所が誰にでもやってきます。
そんな時、どうするか。
答えは自分の中にあっても、人の助けがあったほうが楽なのです。
ガイドの人に私をおぶってもらうことは出来ませんが、
適切なアドバイスで、足の運び方や、呼吸の仕方、歩き通すコツを
教えてもらうのです。
ここ一番の人生の難所には、サポートがあるのとないのと大きな違いなのです。
その道を歩いたことのあるガイドがいたら、的確さが違います。
私は、人生の難所には、催眠療法やカウンセリングを受けます。
にっちもさっちもいかなくなった時、
考えを整理したり、課題の奥にあるメッセージを掴むためにプロの手を借ります。
もちろん、自分の力だけでいつしか頂上に着くことはできるでしょう。
ただ、サポートを受けることも有りです、という話です。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。