覚醒してもいいし、しなくてもいい。

私の周りに、「自分は覚醒した」と言う人が3人います。
す、すごーい!という羨望も感じます。
「覚醒」って一体何なんでしょうか?


一人は、ある合宿の研修会で、
もう一人は滝行をきっかけにして、
もう一人は、きっかけは聞いていないけれど、
「ライトボディの目覚め」にあるような一時的な不安定な状態になりました。
わけもなく涙ぼろぼろ、どこでも泣き始めるのです。
スピリチュアル・エマージェンシーという言葉がありますが、
一時、精神病みたいな状態になったのです。
沖縄のユタやノロが、カミダーリ(神様と接触する?)する時、
鼻水や涙や眼やにがぼろぼろ出ると聞いたことがありますが、
そんな感じでしょうか?
まぁ、とにかくたいへんな状態です。
今でもそのうちの一人は、うつ病になり引きこもっています。
どうやら、「覚醒」したからといって、幸せになるわけではなさそうですね。
お金持ちになったり、いろんな物を引き寄せたり、
心配事がすべてなくなったり、そういうことではないようですね。
ある本によれば、「覚醒」とは、「ある意識の状態」とありました。
「気付きに気付いている状態」ともありました。
「エゴがなくなった状態」と夫は言います。
「でもね、エゴをなくしたいっていうのもエゴだからね。」と夫は笑います。
そうですね。それじゃ、泥棒を泥棒が追っかけるようなものですもんね。
まぁ、覚醒してもしなくても、私たちはスピリチュアルな存在です。
霊的な存在です。
肉体は洋服みたいなものだそうです。
霊的存在が、肉体をまとっているだけなんだそうです。
私たちのいちばん怖れを感じるものの一つに「死」がありますが、
それは、汚れた古い衣服を脱ぎ棄てるだけなんです。
あまりにもこの肉体=自分だと思っていると、
死に際して、悲しいですよね。
でもそれは、すぐには信じられないでしょうが、ただの衣類です。
大丈夫です。無念でも残酷でもありません。
ときめかなくなった古着を、「ありがとう」と言って
コンマリさんが捨てるようなものです(笑)
あなたの本体である魂は永遠に死にません。
というか、、、死ねないのです、絶対!死ねないんですよ!
(東大教授の矢作先生が「人は死なない」という本を出していますが、
私なら「人は死ねない」って声を大にして言いたいですね)
それぞれの課題を持って、この人生という学校にやってきています。
それぞれのスピードで、それぞれの成長の道を歩んでいます。
知的レベルが高い人もそうでない人も、
精神世界の知識が豊富な人もそうでない人も、
魂の永遠を信じているひともそうでない人も、
みんなスピリチュアルな道をもくもくと歩んでいます。
誰かだけは、スピリチュアルな道を歩んで、
誰かは取り残されるなんてことは決してないのです。
覚醒しても、しなくてもいいんです。
私は、ちょっぴりでも安心して生きていけたらいいなぁと思っています。
そして、人間としての成熟度は、
「日常の中に、愛や喜びをより多く感じる能力」ではないかと考えています。
雨の日も素敵だし、晴れの日ももちろんいい。
玉子焼きが完璧に出来あがったならゴキゲンな気分になるし、
それを夫が「美味しい」と言ってくれたなら、宇宙一の幸せ者です!

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。