「映画鑑賞」の処方箋

てるこの部屋(うちの治療院)には
癌の患者さんが多いです。
びわの葉温灸や催眠療法を
やっているからでしょう。
先日も乳がんの手術を終えた方が
びわの葉温灸にいらっしゃいました。


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病院での治療も一段落して
ホッとしているようにも
少しお疲れのようにも見えました。
「治療が一段落すると
目標がなくなってしまったようで
これからどうしたらいいかと
いろいろ考えちゃう方が
多いみたいです・・・」
そうおっしゃいました。
「でも、癌を作ったのは
自分の考えや生き方だから
それを変えたり、
今の自分を受け入れようと
思っているんです。」
あれ?
なんだか無理をしているような
エネルギーが伝わってきました。
「・・・しなければ」
「・・・するべき」っていう。
「頭」で無理に受け入れよう
受け入れなきゃって思うと
余計しんどくなります。
そういう気分・感情は
もう充分ではないですか?
何も変える必要なんてないんです。
「自分を受け入れなきゃ」って
思っている自分を
「そーかそーか、自分を
受け入れようと頑張っているんだね?」
と気付くだけで充分です。
(↑ ありのままってこういう感じ)
癌はメッセージとか
病気は自分が作るというような
情報を目にすると、
「自分がいけなかったんだ」と
一気に解決しなきゃモードや
自分を責めモードになってしまう
場合がありますね。
また「何かをしなきゃ」と
頑張ってしまうんですね。
それでは本末転倒なのです。
「喜びから人生を生きる」の
アニータ・ムアジャーニさんは
「いくら自分を愛しても、
愛しすぎることはない」と
言っていました。
自分を本当に大切にするとは
「今がまだまだだから
なんとか直さなきゃ」モードでは
ないように思います。
また、頭(思考)で捉えすぎて
いるようにも感じます。
ハート(感情)や腹(感覚、行動)の
ほうを使ってみるのも
大いに有効だと思います。
「どのように、自分の癌を
考えたらいいのでしょうか?」
「どう考えれば、癌は消えて
くれるのでしょうか」
そういう質問をされる方が
最近特に多くなってきています。
考えることはもう充分にしてきたの
ではないですか?
考えることは少し脇に置いて、
感じることや行動することを
やってみてはいかがですか?
患者様にびわの葉温灸をしながら
「映画はお好きですか?」と
尋ねている私がいました。
「はい、昔は好きで良く観ました。」
(よっしゃ!)
思考モードを簡単に変えるには
映画を観るのも良いかもしれません。
号泣するのも悪くありません。
大笑いするのはすごく良いでしょう。
ハート(感情)のほうを
たっぷり使うと、頭(思考)が
休憩してくれるような気がします。
「幸せの黄色いハンカチ」
 (自己肯定感が低い方に・・)
「素晴らしき哉、人生」
 (自分には生きる価値がないと
  思っている方に・・・)
「キルトに綴る愛」
 (心に傷を持っている方に・・・)
「クール・ランニング」
 (自分の正しさから抜け出せない方に・・・)
とりあえず、上の4本なんか
どうですか~とお勧めしてみました。
安く借りられますしね。
「映画鑑賞」という処方箋です。
あまりにも思考を使い過ぎて
迷路に入り込んでしまった方に
お勧めです。
ハートが開くかもしれませんよ。
あ、でも上記の映画はあくまで
私の好みなので・・・悪しからず。
次回は「腹・・感覚、行動」の
処方箋が降りたら書きますね!

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。