2月25日 夫が死んだ日

2月25日土曜日。
夫が死にました。
その日、私が夜遅く勉強会から帰ると
いつものように洗濯物が
ごちゃごちゃになっていました。
夫は2012年に悪性脳腫瘍の手術を
してから、高次脳機能障害になりました。
(認知症のようなものです)
何度言っても忘れてしまうのです。
私はついカッとなり
「いつもこうなんだから!離婚だよ!」
と言ってしまいました。


fd17148113c7862c0639290901367781_s.jpg
私が怒鳴るのは初めてのことでは
ありませんでした。
いつもきつく言ってしまっていたのです。
ところがこの日は、
なんだか夫の様子が変でした。
妙に静かで・・・
何も言い返さず、そのままスッと
布団に潜り込んで寝てしまったのです。
私は遅い夕飯を食べ、パソコンを
見ていました。
ふと、夫があまりに静かなのが気になり
寝床に行きました。

声をかけても返事がありません。
少し焦りました。
なんとなく・・・変なのです。
静かなのです。
まるで・・・死んでいるみたい。
パッと掛け布団をめくると、
胸の前で両手を固く組んでいました。
(えっ?)
大声で呼んでも返事がありません。
(ウソ?)
喉元に触れると脈がありません。
(死んでる!)
(ああ・・・私が怒ったから
夫は自分の意志で死んだんだ!)
(どうしたらいいんだ!
死んでしまった!
救急車?
死んでいるのに?
いや、救急車だろう、これは!)
急いで救急車を呼びました。
死んでいるけれど・・・
私は夫を揺すり始めました。
大声で叫びながら、揺らしました。

「○○~、起きて~」
しかし、夫の身体はごろんごろんと
力なく揺らされるだけでした。
(私の言葉で・・・
夫は死んでしまったのか?!)
5分は揺らしたでしょうか?
睫毛が動いた?ような気がしました。
すると急に、夫は横に寝返りました。
「救急車を呼ぶのはやめて・・・」
そうはっきりと言ったのです!
(え!生き返った?!)
夫が生き返りました。

いえいえ、死んだ人間が生き返る
はずはない。死んでなかったのだと
皆さんは言うでしょう。
いわゆる、癲癇か失神だと。
そうだったのかもしれません。
しかし、私にとっては
『夫が死んだ』体験をしたのです。
まるで、宇宙から試されたようです。
リハーサルをしてもらったようです。
あまりのショックで
起きたことが信じられませんでした。
(・・いや、夫は確かに死んでいた。
胸の上で固く手を組んでいた。
自分の意志で死んだのだ。)
私が発狂したように叫びながら
夫を揺すり続けた時、
夫が死んだ世界から
夫が生きている世界に
突然移行したという感覚が
いちばんしっくりくるのです。
まるでパラレルワールドのような。
誰も信じてはくれないでしょうが・・。

目覚めた夫に聞くとまったく何も
覚えていないそうです。
ただ、私の暴言でロックしたような
感覚だったと言いました。
私は謝りました。
本当にすまなかったと。

それから夫を寝かせると
また数時間後にいきなり目覚め、
こう言いました。
「てるちゃん、
今すごくリアルな夢を見たよ。
僕は木の船に乗って細い川を
すぅーっと流れて行くんだ。
その船には、男女合わせて12人が
乗っていたんだ。
みんなたんたんと乗っていて・・・
ある場所に差し掛かると、両岸から
激しい炎が噴き出ていて、
僕たちはたんたんとその炎の中に
入って行ったんだ。
ああ、ぼくたち全員が焼かれて
灰になって、奉納されるんだと
覚悟を決めていたんだ。
ところが、炎はまったく熱くなく・・
炎の中を抜けると、僕たち全員は
生きていたんだよ。
そして・・・
てるちゃん、君がそこに待っていたんだ。」

「去年の7月7日も
宇宙の船が僕を天国に連れていく
リアルな夢を見たけれど、
あの夢と同じくらいリアルだった。
あの時も、天国の門で、まだ君には
やることがある、と帰されたけどね。」

一体、どうなってるの・・・
夫が死んだ体験と、
(実際には死ななかったけど)
夫の不思議な夢。
実はこの日、例のチャネリングする
腰痛患者さんが来たのでした。
週に1回のペースで来ていたのですが、
この週は2回も来たのです。
そしてこう言っていたのです。
「2月中に何か起こるよ。
2月中に何か変わるから!」
どうも私のことが気になって
いたようなのです。
3月に入り、またやってきて
「今度は春分の日までに何かある」と。
(ああ、もう嫌だよ~)
しかし、今度は私の笑顔が見えるそうです。
(ホッ)
この腰痛患者さん、毎回クリスタルで
私のサードアイをクリーニングしてくれます。
世界中どこを探しても、
患者が治療師を治療するなんて
ちょっとあり得ない?治療院に
なりつつあります・・・
(あ、普通の治療は私がしてます、
もちろんね!)
だいぶショックが癒えてきましたし、
こういう不思議なことが起こるのも
私がまだまだ本来の仕事をしていない
からだと思いまして・・・
宇宙にせかされているような感じなので
思いっきりやってみることにしました。
ということなので・・・
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
(びっくりさせるタイトルで
ごめんなさい。でも私にとっては
夫は一度死んだのです、本当に。)

お気軽にお問い合わせください。

当日申込みは空きがあれば受け付けます。
その場合は必ず電話連絡をお願いします。

TEL:090ー4435ー9483

この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。