人生脚本(ライフ・スクリプト)

「人生脚本(ライフ・スクリプト)」とは、
アメリカの交流分析の心理学者エリック・バーンによって提唱されたものです。


エリックによると、
「幼い頃、人は自分の未来の生き方の脚本を書く」そうです。
しかも、それは7歳頃までに出来上がっていて、
自分でも気付かないそうです。
つまり、無意識(潜在意識)の中に刷り込まれているのです。
そして、一生をその脚本の通りに生きていくと言われています。
その脚本の元ネタは、
親からの言語的や非言語的なメッセージであると言われています。
つまり、親から優しい言葉やスキンシップをたっぷり与えられれば
「自分は愛されて当然、幸せにになっていいんだ!」となります。
ところが、無関心や虐待などを受ければ
「自分は愛されない、何をやっても駄目。幸せになんかなれない!」
となるわけです。
もちろん、人は成長し、自分で判断して生きています。
自分の意志で人生は作っていけるというでしょう。
ところが、エリックはそれも幻想だと言います。
有名な大学教授が破廉恥な事件で逮捕されて人生を棒に振ったりします。
世間の人は、なんてバカなことを、と思いますが、
本人も抵抗出来ずに、本人の筋書き通りの、
本人が慣れ親しんだ、居心地のいい場所に帰っていっただけなのです。
人は、自らの人生脚本にほとんど気付いていないといいます。
そして、自分の人生を良くしようと新たな脚本を書き上げます。
それが「対抗脚本」と言われるものです。
これは、ある程度の大人になってから作るものなので
完全に、意識的(顕在意識)なものです。
つまり、いい大学に入って、いい会社に就職して
いい配偶者を選んで、幸せな家庭を築く・・・という類のものです。
しかし、これでは無意識下に入っている本当の脚本と拮抗してしまうので
居心地が悪いのです。
それなので、人はわざと道を踏み外したり、不幸になる結婚相手を選んだり、
買い物に依存してみたり、アルコールにはまってみたり、、、してしまうのです。
顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)が戦えば、
必ず、潜在意識(無意識)が勝ちます。
あなたは、ご自分の人生脚本に気付いていますか?
(私は、幼い頃自分で設定した内容を覚えています!しかも、しかも、
それがきっちり、発動したので人生脚本という考え方に異論はありません)
怖ろしいことに、自分で無意識の人生脚本から脱却し、
自由に生きているのは数%の人だといいます。
自分の人生がなぜだか不幸せな方向に行ってしまうと思っている人は(病気もそうです)、
潜在意識の中を探り、人生脚本に何が書かれているか、
見てみるのもいいかもしれません。
書き換えることが出来るのは、
あなただけです!

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。