ハートを開いて味わってみよう!

ハートを開いて味わってみよう!
ハートを開いて味わってみよう!

 

そんな言葉が朝から思い浮かびます。
昨日は4か月に1度の夫の診察日。
脳神経外科の先生の診察はいつも緊張します。

 

夫は悪性脳腫瘍の手術後、
ますますこだわりが強くなり、
妙なことばかり質問してしまうのです。
そして先生にバカ丁寧に対応されるのです。
この場面が死ぬほど嫌で・・・
見るのが辛くて、いつも悲しかった・・
でも極力、夫自身に話してもらおうと
我慢していたのでした。

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(ハートを開いて味わってみよう!)
そんな言葉が思い浮かびました。

 

もう我慢も極限状態だったのかな?
どれだけ嫌な思いをしても
どれだけ傷ついても、もういいや!
どれだけ痛いのか味わってやろう!
コントロールを手放し、
胸のあたりを全開にしました!

 

すると・・・ですよ。
大学病院の脳外科の有名医師が
ちっとも怖くなかった!
それどころか、疲れや可愛いらしさや
様々な思いが伝わってきました。
(ふうん、同じ人間なんだな、やっぱり)

 

帰り道、地産の野菜のお店のレジで
ちょっと気になることがありました。
おつりを渡される時、私の手をぎゅっと
握られるのが苦手なのですが、
これまではいつも我慢していたのですが
また握られたので、レジの方に聞いてみました。

 

「手を握っておつりを渡すのは
決まりなんですか?」
すると、その店員さんがサッと
「閉じる」のがわかりました。
その瞬間、私も「閉じ」ました。
怖い!感じたくない!!!
別に批判したわけではなく、
ただ聞いただけなのですが、店員さんは
「守り」に入って「鎧」を来てしまったのです。
「今度から、お皿に入れて渡しますから!」
と、まるで恐ろしいものでも見るように。
早く帰ってくれといわんばかりの目つきでした。

 

う~ん、なんて言えば良かったのかな?
次回こんな場面があったら

もっとわかりやすく伝えてみよう。
ただそれだけ、なんです。
私はおつりの時、手を握られるのが
苦手なだけで、それをやらないでほしいだけ。
もっと、シンプルにいこう!!!

 

そして、私はハート全開でその店を出て
また歩き出しました。

 

先週、ある有名人の方が亡くなりました。
テレビは見てないのですが、
残されたご家族の方の会見?が
とても感動的だったと患者さんが言っていました。

 

そうですよね・・・
愛する人が亡くなる時、
亡くなろうとしている時、
きっともったいなくてもったいなくて
どんなことでも、どんな小さなことでも
その瞬間瞬間すべてに
ハートを開くのでしょう。

 

全身を開いて、
愛する人が最後の息をする瞬間まで
見つめ、その存在のすべてを
刻み込もうとするのでしょう。
自らの痛み・苦しみ・悲しみなんか
ほっぽりなげて・・・
その時、ハートを開いているのです。
全身で感じているのです。

 

自分を守らない時、
どうなってもいいとサレンダーする時
その時、ハートが開いて
知覚が広がります。
今まで見えなかった物が見え、
感じられなかったものが感じられます。

 

存在するすべてに広がっている
肉体的には亡くなってしまった人の
大きな愛を知覚することが出来るのです。
これは本当のことです。

 

ただ、普段は傷つきたくないから
ハートを閉じて自分を守りすぎているから
感じられないだけなのです。

 

ハートを開いて味わってみよう!
傷つくことを恐れずに
傷つくことなんて本当はないから!
(本当は、愛を感じるだけしかないんだよ)

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当日申込みは空きがあれば受け付けます。
その場合は必ず電話連絡をお願いします。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。